明快であること         13日

今日最初の出演者はスズキリウイチというソロ弾き語りシンガー このペンギンハウスには今回で3回目の登場だ 弾き語りと言っても彼はベースを弾く ただベースを弾くだけではなくて「ループ」を多用する かといってそういうサウンドだはなく、かなり泥臭さを持っている 音を幾層も重ねたベースは重量感があって聴き応えのあるボトムサウンドだ その音に乗って彼の歌はまたちょっと独特だ 情念的というかパンキッシュというか 静かな曲もあるが全体的に烈しい表現が多いのだ それがまたベースサウンドによく合ってると思う

次の出演者は あさのおよぐ 今月すでに2回目の登場・・・と、相変わらずハイペースでの活動だが少しもパワーダウンしないところはさすがだ このあとパワーのあるバンドが2つ控えているというプレッシャーもなんのその、元気なおよぐパンクは今日も全開だった ただ、曲間のMCでは妙にしんみりする話題を持ち出すなどいつものおよぐとはちょっと違った面も見せたが、それも彼なりの「演出」なのかな(笑) 歌詞を間違えてもそれを「ネタ」にしてしまうところなんかは「流石」だ

そして、次はペンギンハウスでも一番の人気ユニット たこボーbandの登場だ 「hanTako」や「くさむら」での出演はあったがこのバンドでの出演は今年はじめてだ それもオカケン(ds),リュウヘイ(ba)という最も共演の多いメンバーでの演奏だけあってリズムパターンの合わせ方とかかなりトリッキーなことをやっても絶妙な感じで聞いてて本当に気持ちがいい とくに今日のオカケンのドラムは冴えてたな ただ、音量はけっこうでかい(笑)このトリオのグルーブ感は本当に見てても聞いてても気持ちがいいのだ それにしてもたこボーのギターフレーズは「明快」でいいなあ

そうそう・・・明快といえば最後に出てきた彼らもある意味ではそうだ 音作りや歌作りにはかなり複雑で難しいテーマを持ち込むゴーゴートップレスだ しかし、彼らのライブでの表現ははっきりしている それは惜しげもなくアグレッシブに勢いよくはじけるというポリシー(?)だ 今夜も彼らは暴れてくれた それがいつ見てても気持ちがいいのだ 今日は途中でベースの調子が悪くなって最後はたこボーbandのリュウヘイのを借りるなどちょっとゴタゴタもあったが、なんとか無事に終了 終わってからリーダーが僕に「すみませんでした、グダグダで」と詫びてたが、いやいや そんなことはない 明快にグダグダしてたのだから・・・ははは

・・・こうして高円寺ライブハウスの夜は・・・

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