え?パン・・・T?    28日

昨日までに比べると少し暖かくなった今日の午後、店に出る前に秋葉原まで仕入れに出かけた スポットの電球が在庫切れになってたのと客席のブラケット用のクリアー電球を探しにだ 今白熱球は去年の生産終了をうけてどんどん品が無くなってきている 今まで普通に仕入れられたものがどこへ行ってもない・・・もう時代はLEDになってるらしい でもまだ高いしなあ・・・なんとか代用になりそうなものを見つけて大量購入 でも、これも時間の問題らしい 高円寺に帰りの中央線の車窓 あちこちで満開のサクラを目にする 今週末はまたすごい騒ぎになるんだろうねえ
さて、ペンギンハウスのライブの話に移ろう 今日は3バンドの出演だった 本当は4の予定だったのだが「たゆたう」がメンバーの事情で急遽出演できなくなったのだ ライブはいつもより10分ほど遅らせてスタートした 最初の出演者は ひとちがい というユニット ds/vo ,tbというとても不思議な編成だ まず最初はドラムとトロンボーンのduoで始まる ここはいわゆるフリーっぽいインストルメンタルでかなりJAZZっぽい それにしてもこの編成の音って面白いな そう思ってると途中からギターが入る そして、今までドラムだけ叩いていたメンバーがボーカルを始める 曲は「君といつまでも」そして「上を向いて歩こう」なんだかペンギンハウスが高円寺ライブハウスというより歌声喫茶のようになってたぞ(笑) そして最後はまたインスト ギターも参加してかなりノリのいい曲だった

そして、今までステージ下手にセットしてあったドラムセットがセンターに、ベースアンプが下手に移動する 最近こういう移動が多いなあ そしていつもよりはゆっくりとセッティングが進む やがて両方のアンプから重量感たっぷりの音が出始める バスドラムのキックがそこに切り込んでゆく シンバル・・・スネア・・・ぼやんとした音の塊がやがてリフの形を造り始める そしてそれが曲の形になると・・・そこからBASTETの世界だ いつものようにg ,b ,dsの三位一体のサウンドに艶のあるハスキーなカイラのボーカルが乗っかる いいねえ 気持ちのいいロックだ カイラの声は天からのプレゼントだ! そして最後の曲「ラブソング」・・・この曲、好きなんだよなあ

そして、今日の目玉(?) ペンギンハウスで初お目見えのユニット Pan Tが登場する メンバーは小西弘人(steel pan)安威俊輔(b)堀口隆(ds) というペンギンハウスではそれぞれお馴染みのメンバーだが初ユニット それだけに周りの注目も高いようで今日は半PEKOのメンバーや半バナナの林漁太(安威の相方)ROUNGE FARMのケビン、MΛNTRΛのシラコ・・・おっと仲田修子も・・・ペンギンの常連出演者の顔が揃ってる みんなが期待を持って見守る中、いよいよ演奏が始まる ドラムとベースが創りだすジャズサウンドにのせてスティールパンが弾ける それはちょっとビブラホンにも似ているがそれよりワイルドでアグレッシブだ スティールパンは強く叩くと音が歪む 野生動物のようなところがある やってる曲はJAZZのスタンダードなのだが1味も2味も違う 安威と堀口のプレイも冴え渡っている これはまた新しい形のジャズになってゆきそうな予感がするなあ 3曲を演奏したあとでさらにもう一人 田中裕之(p)がステージに上がる ここからはカルテットになる ピアノが加わることでさらにジャズっぽさが増していい感じでswingし始めた 客席の熱い歓声を浴びながら演奏はますます盛り上がる スティールパンが吼える 「キャンキャンキャン・・・」まるで犬みたいだ そして最後はスタンダードナンバー「So What」で無事終了 もちろんアンコールがかかる すると小西がものすごく恐縮した顔でこう喋った 「すみません まだ始めたばかりなので曲がないんです」そりゃそうだね

高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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