発射・・いや発車       13日

今日はユニットばかりの対バンだった 最初の出演者はb/vo ,g ,ds の3人組のクズ男だ 今日のリハの時にベースボーカルのクズオトコがこんなことを言った 「ジミーさん 僕らバンドやり始めて30年になります(そんなになるのか) そのうち最近の17年間は悲しい歌ばかり歌ってきました(そうだったのか) でも、今日初めてそうじゃない曲をやります(へ~え)恥ずかしいんですけど・・・」 いつも面白いことを言うオトコだが彼はいつも真面目だ そして一生懸命だ さて、本番 最近ではもう絶妙なコンビネーションを見せるメンバーとの演奏はなんだか安心して観ていられる(そう言われるのは不本意かも知れないけど) そして、問題のあの曲になった 「恥ずかしいんで耳を塞いでいてください」 そう言って演奏した曲は本当にストレートに前向きに愛を訴える歌だった どんな曲を歌っても声を振り絞り悲痛な歌い方の彼はこの曲でもそうだった 切々とただ真っ直ぐに・・・

2番目の出演者はペンギンハウスにはずいぶん久しぶりのユニットg/vo ,b ,ds 3人編成のFIGURE FOUR LEGROCKだ ずいぶん長い名前だが日本語訳すると「4の字固め」になるという そうだったのか 彼らのスタイルはブルースっぽいギターとボーカルがメインだ ただ、前回は(もう10ヶ月くらい前だが)Fenton Robinsonの「Somebody Loan Me a Dime」なんかやってたけど、今回はジャズのスタンダードなどが中心でブルースぽい曲はほとんどやらなかったなあ ボーカルは独特の柔らかいベルボイスでなかなか雰囲気ある ただ、もうすこし「スコーン」と抜けてくるような歌い方が欲しいかな ブルースをベースにした音作りはなかなか玄人受けだけにね

3番目の出演者は僕は初めてお目にかかる vo ,g/co ,b/cho ,ds/cho の4人編成のgirlyというユニットだ 僕も彼らに対して予備知識が全然なかったのだけどいざ聴いてみるとちょっとポップっぽいロックかな 曲はすべて英語(?)なので、僕は聞いたことがないけどどこかのバンドのカバーなのかと思ってたら全部オリジナルだそうだ(じゃあ知らないのも無理ないわ)どの曲もよく出来ている そして12弦ギターを中心にしたバンドノサウンドもムダがなくすっきりしてとてもよくまとまってる いいバンドだ そこにボーカルの男性がちょっとユニークで、なかなかのベビーボイスのよく通る声なのだが、歌うときに妙にクネクネと体を動かしながら・・・girlyというバンド名はここから来たのか?彼はもしかしてフレディー・マーキュリーなどと同じ趣味を持つ方なのか・・・様々なクエスチョンが浮かんだが・・・聞くのもなんだしなあ まあ「芸風」ということなんだろう とにかくこのバンドよくまとまって気持ちいいサウンドを作り出していた ファンが多いのも無理ないね おや、写真にペンギンのシルエットが?

さて、最後はここ高円寺ライブハウスの「準ハウスバンド」と言ってもいいhanTakoの登場だ ところが今日の彼らはちょっと妙な空気の中に現れた 客席のほとんどがほかのバンド目当てに来てたお客でhanTakoのライブは多分初めて・・・ホームグラウンドなのになんだか「アウェイ」っぽい空気の中で最初ちょっと彼らもやりにくそうだった でも、そこは百戦錬磨のhanTakoだ 落ち着いてじっくりと少しずつ繰り出すジャブ・・・そのパンチがやがて客席をすっかり惹き込んでしまった それにしてもハナコのジャンベはいいなあ この安心感ってなんか「母性」みたいなものを感じるのは僕だけ? たこボーも安心して突っ込めるよね そしてこのコンビに対して後半にいくほど客席からの拍手がどんどん熱くなる さすがだね!そしてラストの曲に続いてちらっと披露したのが「高円寺駅の発車ベルの音で~す」・・・さすがたこボー! やるねえ(笑) こうして、今日のペンギンハウスライブもいい感じだったのだよ~

高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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