二倍お得感が     27日

今日27日(日)は企画ライブだった ペンギンハウスではすっかりお馴染みになっている 『オースチンレコード企画』
この企画は毎回個性的で素晴らしい出演者が揃うが・・・今回はすごかった

出演は3組だけどその倍以上の見応えがあった

最初の演奏者は vo , qg/cho の2人組ユニット duMo

このユニットに関しては僕はまったく予備知識がなかったのだが(当然初顔合わせだと思ってた)チハのとき入ってきた彼らのギタリストのほうの持ってきた荷物を見て「おやっ」と思った 紙袋に下半身だけ入れられたむき出しのガットギター・・・そういうことをするミュージシャンを僕は1人だけ知っている・・・視線がそこから顔に移る・・・やっぱりそうだった! それはペンギンハウスにもよく出演しているシンガーソングライターの羽賀和貴だった 一方のボーカルの女性は金髪、いったいどんな演奏をするのか? そしてリハが始まって僕は驚いてしまった およその予想は全く外れていた

それは「「昭和歌謡」それもかなり昔の曲、そして彼らのオリジナルもそんな香りがぷんぷんする曲と演奏だった 金髪の(あとでウィッグだとわかったが)ボーカルはロシヤ人という設定で曲間のMCも面白かったなあ
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2番目の演奏者は vo/p , sax/key , b , ds という編成の4人ユニット Compact club

うっかり忘れてたがこのバンド、去年の8月にペンギンハウスで開かれた企画イベント「240minutts Television」に出演していたのだ このイベント、「絶滅したトキを救おうというふざけてるのか真面目なのかわからないコンセプトだったが、そこで恐ろしいほどの存在感を見せ付けたバンドだった

それからメンバーチェンジもして今日はこのメンバーでの登場 p/vo の女性は「あがた森魚」のバックで活動もしているそうで、そのフリージャズとアンダーグラウンドロックが融合したような音世界の中でシュールでデカダンなこのシンガーのボーカルは今日も観た人たちに深い痕跡を残していった
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そして最後に登場したのは ムスキバ というユニット

このユニットはボーカリストのムスキ・アルバボ・リー(ag/vo),早川テツヤ(eg)(ds)

という3人編成 このドラムの石塚さnのプレイを僕は高校生のときに観たことがある 当時彼はg/vo の「パンタ」と一緒にもう日本のロック史に大きな名を残した「頭脳警察」というユニットを組んでいたのだ あの当時のパンクといったスタイルで日比谷野音で興奮しながら観ていた「トシ」が彼だ

今年でもう67歳になるというがまだまだ元気だ! そんな石塚さんと昔話で盛り上がったがリハは丁寧に音作りをさせてもらった まずムスキのアコギの音をマイクで取りそこにエレキギター、そして爆音のドラムが入ってしっかりとギターの生音が出せる・・・というテーマ・・・うん、われながらなかなかグッジョブができた!

そしてムスキの声・・・本番前に冗談で「譜面台いりませんよね」と話すと「ええ、全部頭に入ってますから」と笑いながら答えた彼・・・その演奏は「歌」のように見せかけて実はフリーなボイスパフォーマンスだ 意味不明の「何語?」と訊きたくなるようなその歌にはきっと意味はないのだろう

そして「人間シンサイザー」「人間サンプラー」と言いたくなる彼のボイスはまったく独特で一度聴いたら絶対に忘れられなくなる 今日はこのトリオで最後はかなり爆音・・・いい演奏だったなあ~

今日の3バンドは6バンド・・以上聴いたくらいの後味を残してくれた いい企画だったなあ
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高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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