・・・と言ったのは今日の出演者 藤原愛だったが・・・どんな夜だったのだろう
今日最初の出演者は ジ・アナトミアズ 東京セッションのマツイ それにドラムのパーすけ この2人のコンビに今日はなんとウシトラのフジイが参加してトリオでの演奏だった
ちょっと意外な組み合わせだったが、いざ演奏が始まってみるとパーすけにフジイの2リズムが気持ちいいグルーブを生み出している そのリズムに乗ってマツイのギターは最初すごく細くセンシブな音に始まってだんだんと穴を掘り下げるようにエグい音に変化してゆく・・・ここらへんはいつもの東京セッションの持っていきかたにもちょっと近いのかな
ただ2リズムがわりとオーセンティックなビートを刻み続けているのでこの”実験的”なサウンドは意外と聴きやすい・・・それにしても熱演だったなあ
2番目の演奏者は 三浦陽子+内田典文 のDUO 三浦さんは9月のはじめからずうっとヨーロッパツアーに出ていて今月はじめに帰ってきたばかり そういうわけでペンギンハウスには久しぶりの登場 今日も三浦ピアノに内田のベースと三味線 この”異色”とも言えそうな組み合わせはさらに「Sunny 」「Misty」などのスタンダードナンバーを持ってくるという意外さも加わってなんだか”未体験”の音楽体験をさせてくれた ところで、今日三浦さんからヨーロッパ土産にもらった絵葉書・・・ベルギーの音楽博物館のものだそうだがこれ・・・バイオリンだそうだ・・・すげえ!
3番目はまたまた異色 ペンマス亜郎を中心にした俳句ユニット 生半可 だ
今回は前に出た三浦陽子 それにドラムに柴田耕司を迎えてのサウンド・・・この2人のコラボ、演奏だけでもすごくいい! それに亜郎の俳句がよかったなあ
「着ぶくれの女着ぶくれてはいない」
そして、この「ラボ」を誰よりも楽しんでいた藤原愛 が最後に登場する
いつものように丁寧に一礼してピアノに向かう 最初の曲は僕もすっかり耳に馴染んだ「こだま」だ
このところ毎日レコーディングの編集とかで彼女の歌を散々聴いていた僕なので曲の細かいところまですっかり染みこんでしまったなあ・・・
そして、今日の「ラボ」はここで止まらなかった 彼女の「街の声」という曲の「金魚売り」「石焼き芋屋」「さお竹屋」にコラボして亜郎が3つの句を即興で書いて壁に貼り付ける
この3句をごらんいただきながら・・今日はこのへんにしましょうか
高円寺ライブハウス ペンギンハウス