まあ「ビッグ・ジョー・ウイリアムス」に比べれば僕の場合1本弦を増やすだけだから簡単・・・そう思ってたらそうでも無かったのです。ペグを1つ増やしそれまでの弦をそれぞれ新たな場所に張ってゆくわけです・・・4弦を新しいペグ、5弦を4弦の、6弦を5弦の、7弦を6弦の・・・という具合なんですけど、困ったことが起きました。そのままでは弦が他の弦やペグに触れて干渉しあうことになってしまうのです。そこで考えて「バイパス」を通すことにしました。これはたとえばエレキの「テレキャスター」なんかも使ってる方法なんですが、ナットとペグの間に金具を入れて弦の角度を変えてやる・・・まあテレキャスの場合は弦のテンションを上げるためみたいですけど・・・これを応用することにしました。
問題は6弦と5弦でした。そこでそれぞれのナットとペグの中間にネジを打って迂回させてやり、また7弦は普通に巻くと角度がきつすぎるのであえて逆向きに巻くことにしました。最初は5弦を巻くはずなのに6弦を巻いてしまったりと慣れるのに少し時間がかかりましたが、今ではもう大丈夫!ちなみに7弦はフレットでは押さえずに開放でドローンとして基本は6弦の1オクターブ下を出すようにしています。
それでは実際に弾いてみましょう、こんな音です。