もう夕方の5時からの純情通り商店街は「道路」ではない
細長いステージに細長い観客席・・・とてもじゃないが通れない
今日ペンギンハウスに来てくれたお客さんに出演者の皆さん
お疲れ様でした 明日もあるよね よろしく~
さて、今日のペンギンハウスライブはそんな表の騒ぎとはまったく無関係なペンギンらしい演奏が繰り広げられていた 最初の演奏者は FooliN 今日は土曜日なので週末は忙しいドラムのタイラくんは来れないだろう・・・そう目星をつけてドラムセットは出さないでいた
そこへタイラくんがニコニコ笑いながらやってきた ありゃあ、今日は読みが外れた~!
慌ててドラムセットを引っ張り出した というわけで今日のFooliN はオザワとタイラの2人ユニットだ
オザワのドライで無機質的なギターとタイラのスティックの先で的確にリズムを刻んでゆくドラムのコンビネーションは余計なものがまったくないところに気持ちよさがある 改めてこのふたりのコンビのキャリアの長さを感じてしまうのだ
2番目の演奏者は「らんぶりんたあとる」から名前を変えて captain”chum” の登場だ
変わったのは名前だけじゃなくて、今までずうっとギター弾き語りのソロだったが今日はウッドベースとビオラの2人が加わって3人でのユニット演奏
アコースティックだがこの編成で聞く彼の曲も新鮮でよかった
このスタイルだとちょっとジプシージャズみたいに聞こえる彼の曲・・・聴きながらふとアメリカのアコースティックユニット「Hotclub of Cowtown」を思い出した
そして3組目・・・そして今日はこれが最後の出演者になる スケッチーズ&Minato&iwkk だ
アコースティックギタリスト&シンガーのスケッチーズ 今日はMinatoとiwkk という2人の若いギタリストを加えての演奏 最初の1曲だけ彼のオリジナルの歌を演奏 そのあとはその3人でインプロになる
ゆっくりとまるで探り合ってるようにも見える3人の演奏は不思議とフリーなんだけどその調和がとても気持ちのいいウェーブを生み出す それは3人の「優しさ」の度合いが同じところでハーモニーみたいになってるんじゃないかな
時にノイズになりそうになったりしながらうまくバランスをとってゆく演奏は単調にも見えるのだがけっこう気持ちがいいのだ もう外のお祭りの喧噪はとっくに終わっている 高円寺の夜には「静けさ」も似合っていると思うのだ
高円寺ライブハウス ペンギンハウス