さあ、8月ももう今日を入れてあと2日・・・そして一年がもう2/3終わっちゃうんだねえ
今日のペンギンハウスライブは企画もの タイトルは「鼓大妄想」という
これはペンギンハウスではお馴染みのドラマー柴田耕司が企画して色々なミュ-ジシャンをゲストに迎え、それぞれとセッションをするというものだ 今日は主にペンギンハウスの出演者とのDUOが中心
最初はピアニスト 三浦陽子とのDUO フリーピアニストの三浦と柴田の組み合わせはもちろん相性がいい 三浦のオリジナルからクラシックの曲を彼ら流にアレンジしたものまで・・・すうっと聴き手の耳に入ってくるサウンドだった
2番目はまた打って変わってブルースマンが登場だ ペンギンハウスではすごくお馴染みのシンガーソングライター 泥窪・・・じつは彼らは「イエローサン」というれっきとしたユニットで一緒に活動もしている 柴田のリズムを得た泥窪の演奏はなかなかスィンギーで小気味がいい 今日はきりっとした引き締った演奏だった
3番目はこれまたペンギンハウスではすごくお馴染みのピアノ弾き語りシンガー 藤原愛 だ
このまた限りなく深淵な表現世界を持つ「暗黒の歌姫」の演奏にもしかすると合わせられるミュージシャンは柴田だけかもしれない 彼女の持つ限りなく”アナログ”なタイム感覚に的確に合わせながら自分の「打痕」をしっかり刻んでゆく・・・なかなかしたたかなドラマーでもあるのだ
そして最後のは柴田とは旧い付き合いのミュージシャン 戸谷弘幸(perc b) とのユニットだ ここではパソコンにプログラミングしたサウンドを使ったかなりデジタル寄りの演奏
戸谷はパーカッションとベースを持ち替えながらかなり引き出しの多い演奏を披露
二人のリズムをかなり前面に出した演奏はたとえば5拍子の曲を「上戸彩(ウ・エ・ト・ア・ヤ)」、7拍子の曲を「藤原紀香(フ・ジ・ワ・ラ・ノ・リ・カ)」というタイトルを付けて演奏しちゃうという洒落っ気も含みながら、音楽性とエンタテイメント性を両立させるいい演奏だった
今日のイベント・・・いやあ、多彩だったけどこれは柴田耕司にしかできないプログラムだったなあ
高円寺ライブハウス ペンギンハウス