今日16日(土) のペンギンハウスライブは久しぶりに登場するバンドを迎えてスタートした
最初の演奏者は ソラトブ
ギターの弾語り・・・なのだがエフェクターを駆使したり常に実験的ともいえる独特なサウンド作りをする演奏者だ ギターだけでなくボーカルにもエフェクトか けて彼の作る音楽世界は現実離れした感じだが、歌われる曲は詩情にあふれている
あのプラスチックの不思議な棒を使ったスライドのようなバイオリンのような奏法・・・こんなことをするギタリストは他に見たことがない そして客席からそのプレイを食い入るように見ている人物が居た
その人物とは小川トオル 2番目に登場するバンド electric junk のギタリストだ
ギタリスト小川を中心にした g , b , ds ,perのインストトリオ 小川の懐の深い叙情的なギターサウンドと小気味の良いリズムサクションが組み立てる上質なロックインストは気持ちがいい
それにしてもこのバンドにはキーボードなどのコード担当の楽器がいない そしてその代わりを小川のギターが受け持っているように感じる まるでクラヴィネットのような音が出てくるのだ カバーも良かったけど最後のドラムの人が作曲したオリジナル、良かったなあ
3番目はやはりインストバンドの DBSз
ハラ☆タカシ(g)、大橋とおる(b)、福島紀明(ds)のインプロ系トリオ 今年の春に新しいライブアルバムを発表した彼らはつい先日まで関西ツアーを行っていて帰ってきたばかりだという
そのツアー先の関西でかなりハメを外してきたそうだが・・・福島の”武勇伝”はハラによると「とてもここじゃ言えない」ということで・・・そりゃあ興味ある!
今日の彼らはツアーもすごくいい感じで終って久しぶりに「ホーム」に帰ってきたこと・・・そのことを楽しんでいるように伸びやかであのパワーはいつもどおりの素晴らしい演奏を聴かせてくれた
そして今日最後に登場するのは久しぶり・・・約8ヶ月ぶりにやってきたg/vo , b , ds のトリオバンド cracks&rabbits
今は京都在住のギタリスト&シンガーの「コバヤン」を中心にした彼ら 久しぶりに高円寺に戻ってきたコバヤンを中心に今日はもう本当に爆裂したような演奏・・・とくに川もとのドラムは本当にもう「制止不能」なくらいに強烈だった なんだかこの3人で久しぶりにやることを彼らたちが誰よりも一番喜んでいる・・・それが演奏からものすごく伝わってくる
ペンギンハウスの空気がびりびりと震える・・・最高な夜って本当にこういう感じなんだよね
高円寺ライブハウス ペンギンハウス