もうひとつの声 25日

ちょろっと咲き始めたサクラを見てると「春なんだなあ・・・」と思うけど身体がまだそれをちゃんとは受け入れてない・・・そんな気がする今日この頃 明日は雨になるらしいね

では今日25日(土) のライブレポート

ペンギンハウスライブ今日最初の演奏者はカーリーズ
サトウ(g/vo)、チノ(ds/vo) この二人が作り出すサウンドはどことなくアメリカ南部のそれもミシシッピ河の匂いがする サトウ独りでもその匂いがぷんぷんするのだが、そこにチノが加わるとその化学変化はすごいことになる チノのドラムってシンプルな8ビートに一見見える(聞こえる)のだがその奥になんかポリリズムのような不思議な”揺らぎ”がありそれがこのバンドのどこにもないビート感を作り出しているような・・・そんな気がする

2番目に登場したのは9413

今日はアツシ(g/vo)、ブルース(ds)、エンジョウ(b)という3人の組み合わせ このバンドを見ていると最近の安定感と重量感を持ちながらだれよりも真っ先に突っ走っていこうというスピード感がたまらなくなってきた 前のカーリーズの気持ちのいいグルーブをうまく受け取って自分達のR&Rに仕立て上げてゆく 熟練と言うにはまだちょっと早いかも知れないけど安心して観ていられるステージだ

3番目に登場するのはサヴァン道
独唱パンクロッカー チバ大三が組むロックユニット 前々からその評判は耳に入ってきていたがペンギンハウスに登場するのは今日が初めて そしてメンバーのうちドラムのモンジが今日のステージを最後にバンドを離れるというのでこのメンバーでのライブは見納め それもあって今日は多くのオーディエンスが駆けつけた その活気にさらに火をつけるように烈しいプレイ チバのアグレッシブなボーカルをバリトンサックスががっしりと受け止め タイガの重量感のあるベースとモンジのタイトで爆進力のあるドラムがそれを空中に叩き上げる 火事場のようなステージだった

そして今日最後の演奏者はANTONIO GIANT「ハッピーターン」のg/vo の山脇があらたに組んだユニット  g/vo ,b,ds とそこに独特のサウンドを加える鍵盤ハーモニカ 山脇の持っているドライでハードでそのくせ妙に切ない歌の世界はやっぱりそこにもしっかりと息づいている ここもバンドとしてのタイトさとグルーブがたまらなく凄いのだが、そこに山脇のボーカルと呼応するようにたたみかける鍵盤ハーモニカ・・・不思議な音を使う ほとんどは鍵盤の一番低い音域・・・それはコードというよりそのまま「音域」というような音・・・もうひとつの声と言ってもいいかも知れない そういえば最初に出たカーリーズのチノが吹くハープもそんな音だったなあ

今日のオムニバス動画です


高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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