ボトルもう1本か      21日

さて、マスターが旅行に行ってるので今日はその2日目 いつもより少し静かなペンギンハウス・・・になるはずだったが、そうはいかなかった(笑)今日のライブはいつもに増して濃かった~
最初の出演者は木下徹のグループ 「嫁とDUO」や「木下徹グループ」などのユニットでよくここに出演しているが、今回は木下徹(ag)福島崇(ag)竹内信次(mandorin)恒川久徳(per)に急遽メンバー変更でバイオリンにヨコヤマという女性プレイヤーが参加 リハに来た木下が「マカフェリ」ギターを取り出したのを観て「なるほど」と大体の察しがついたが、このユニットでの演奏はやはりアコーステイックジャズっぽいものだった ホットクラブっぽいものからハンコックの「スペイン」など・・・4本のストリングと1本のパーカッションで全員すごいテクニシャン スリリングでスピード感たっぷりのアコーステイックスイングをたっぷり・・・あ~、あのマカフェリ ちょっと触りたかったなあ それと竹内氏のマンドリン すごくいい音(プレイヤーが素晴らしいのは当然だが)かのデビット・グリスマンが弾いてたやつなんだって へ~え!

そして2番手はBASTET  先日フライングマーチャンズで出演したばかりのヤマシタがドラムを叩くユニット vo/gのカイラの声は今日も絶好調 3人の息のあったロックサウンドはまったく初めて聴く聴衆もすぐに巻き込んでいい気持ちにしてしまうぞ そのあとの出演者を聴きに来ていた人たちもおおノリで惜しみない拍手を送っていたよ そういえばオカダのベースはいつものと違ってなんかシルバーラメと赤い色のけっこう派手なやつだった なんかクリスマスっぽくねえ? ラストにやった「ラブソング」って曲 南海も聴いてるけど、あらためていい曲だなあ

3番手は今回がペンギンハウス初登場のトマサだ 使い古したGibson Humming Birdを抱えてサングラスを掛けてステージに登場すると・・・「ボブ・デイランみたいだぞお!」と客席から声がかかる 本当だ!初期のデイランに似ている すると彼もすかさずデイランのカバ-曲を・・・いい滑り出しだ そして自身のオリジナル曲を・・・これもいい 聴いてる方が自然と元気になってくるようなメッセージのあるパワフルな曲で観客とのコール&レスポンスを大事にしながらのステージは本当によかった 客席はすっかり盛り上がって・・・カウンターに座ったちょっとクセのありそうな一団はさっきからジンロのボトルをぐいぐい空けている すっかり酔いどれ横丁だぞ 今夜のペンギンハウス

そして、そのトマサが盛り上げてしまったステージに次は誰が登場するのか・・・すると今までカウンターで酒盛りをしていた怪しげな一団がむくっと立ち上がった それが今夜の最後の出演者の 石井明夫と彼のグループだった さっきまで本当に「大丈夫?」といいたくなるように飲み続けていたメンバーたちだが、ステージにあがり楽器を手にしたとたん「シャキッ」となる メインの石井明夫は勿論だがほかのb,p,dsのメンバーも・・・素晴らしく全員が技者で最高にぐるーぶしたゴキゲンな演奏だ それに石井のボーカルは本当に力がある 伝える力と言うか歌の力がすごくあって聴き手に決して押し付けがましくはないのだがぐいぐいと入ってくる それと一体になったバンドサウンド・・・これは聴いてるだけで酔っ払ってしまうなあ 最後はさっきのトマサがハープで参加して・・・おお、もう11時を回ってるのに まだまだ終わりそうもないぞお・・・(笑)

・・・こうして高円寺ライブハウスの夜は・・・

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