それでなくても男性の出演者の割合の多いペンギンハウスだけど、今日は全員男性 それも弾き語りのソロばかりだ
こういう夜はうっかりするとただ地味で華がないまま始まり～終わる危険がある しかし、今日はそうじゃなかった
最初の演奏者は地味KEN なんたってキャリアの長さって言ったら僕より長いんじゃないか・・・ってくらい昔からやってる人だ 僕とはもうお互いいいところも悪いところも知り尽くしているような間柄だが・・・この人まあ懲りないというか（笑）あの独特のくどいくらいのネチっこいブルースは微動もしていない 山奥に入るとたまにすごい形でそびえ立ってる巨木を見ることがあるが・・・それと似たような雰囲気がある・・・これって褒め言葉かなあ（笑） それにしてもサングラスにバンダナ（？）って・・・元北朝鮮にいた料理人に似てない？ ははは
２番目は 照井創 一ヶ月ぶりにやってきた彼を見てちょっと驚いた 前回肩ぐらいまであった髪の毛が見事な坊主頭になっていた ギターとピアノとで弾き語る彼の歌はなかなか洒落てて洗練されていて気持ちがいい 今日のライブで彼が言ったMCである秘密が明らかになった なんと昔はブルースが好きでうんと聴いたりコピーしていたそうだ そうだったか 実は彼の演奏を前から聴いてて思ってたのだが、ちょっと「山崎まさよし」を思わせるようなところがあったからだ 山崎がブルースにすごくインスパイアされたことは知ってた？ ブルースって「クレイドル」なんだねえ
３番目の出演者はペンギンハウスには初登場の 山田宏樹 初登場と言ったが実は以前から「へっぽこ音楽祭」というイベントでは何回も出演していた人だ 公式にソロでが初めてということだ だから僕は彼の歌い方もスタイルもよく知っていた でも、こうやってまったく知らない対バンのメンバーの中で歌ってる彼はいつもと違って見えた 「今日はこんなに凄い人たちと一緒で恐縮します」みたいなことを言ってたが・・・いやいや、なかなか堂々として素晴らしい演奏だった 独特のスィートでひとつひとつの音と言葉を大切に歌う彼のスタイルはいいねえ
そして、今日最後の演奏者が登場した さあ８月の今日は第一月曜日・・・そうなるとこの人が出てくる SHABA-DABAだ
いつものとおり「蛇の道はヘビ」・・・この歌はペンギンハウスをテーマにした曲だ これで客席は一気にヒートアップ！ そして彼のクールでドライで小粋なブルースにやられちゃうよね
そして、今日はスペシャルなステージだった いつものGibsonギターを置くとなんとバンジョーを手にした 彼がバンジョーを弾くのは知ってたが見たのは初めて これがまたよかった
バンジョーの音とSHABA-DABAの人柄がすごくシンクロしていてなんか心優しい演奏だったなあ
今日はそれぞれ持ち味のあるソロシンガーばかりで・・・いい夜だった
高円寺ライブハウス ペンギンハウス
