今日は昼間にペンギンハウスの水道工事を・・・古くなってひびが入ってた水道管を交換するためにそのパーツを買いに中野の「島忠」まで 駅から片道徒歩10分くらいのところにあるのだがパーツを揃え店に戻り配管を終え閉めてあった元栓を開くと・・・ありゃりゃ、つなぐ場所を間違えた
結局もう一度「島忠」まで行くハメに・・・途中見上げる空がやけに眩しく抜けるようだったなあ
さて、今日のペンギンハウスライブ 最初の演奏者はソロの弾き語り コーヘイフジノだ
あれ、つい最近彼を見た・・・そう思ってたら前回は8月29日・・・そうかあ、5日前だ
今日も上から下まで黒で統一したスタイルでステージに座りちょっとマイクチェックをしてから(今日は仕事の都合でリハができなかった)曲に入る 彼のオリジナルは素敵だが、今日やったカバーの「戦争がはじまった」って曲(誰のだったっけ?) なんか歌詞が切なくて虚無的でとてもコーヘイっぽいと思った もちろん今日もあの「ぽんこつ音頭」は欠かせない 来年の夏はどこかの盆踊りでやってくれないかねえ ところでコーヘイはいつもペンギンハウスに来ると必ず「梅酒」を注文するのだけど、よっぽど梅酒がすきなのかと思ったら・・・気になるのだそうだ・・・どこ産なのかが
2番目も弾き語りのソロ 照井創 だ ただ、今回は今までのアコギではなくエレキギターでの演奏(これにはわけがあるのだが) いつもとはちょっと雰囲気の違うサウンドでの演奏だったがやはり照井節だ ポルトガル語だという「アン・シャダージ」という曲から始まってオリジナルが続くが、彼も今日はカバーを1曲やった 「夏の終りにちなんで・・・」と喋ってから始めたのは・・・「Summer Time」だった あと「島崎藤村からタイトルをパクりました」という「夜明け前」という曲(なるほど)
そして、終盤はピアノに持ち替えて2曲演奏・・・ここまではお馴染みの照井創だった
その照井がギターを持ったまま下手に移動、上手には北村まこと・・・つまり ひひひのひ が登場した なんと今回は北村と照井2人で演奏をするのだという 2人の付き合いはもうずいぶんと長いらしいが、なんと一緒に演奏するのは今日が始めてだという(それは見応えありそう・・・)
そしていよいよ演奏が始まった すると照井のギターは「豹変」する さっきまでわりと聴きやすいポップな演奏をしていた彼が今度はひひひのひ顔負けのインプロギターを弾き始めたのだ!
その音は「ひひひのひ」となんとなく・・・いや、かなり近い 二人の音のなんて言うのかな、言葉で説明するの難しいけど「粘度」がすごく近いのだ そういえば昨日テレビの「旅チャンネル」で観ていた「奥入瀬渓流」の流れみたいだった 色々な水流がぶつかったり別れたり渦を巻いたりしながら最終的には同じスピードで流れてゆく・・・そんな感じに近かった それにしても2人のギタリストのこの「変態度」はどうよ! 「いろはだ ほへとだ」のエンデイングではぴったりと息が合う そして、最後はなんだかハードロックみたいだったなあ
そして最後、今度は北村がそのまま上手に残り下手には「東京セッション」のマツイが今日はフライングVを抱えて登場 真ん中にはドラムがセットされ「アナトミアズ」の パーすけ がそこに座る
この3人での演奏もやはり始めてだ 北村とまたスタイルの違うマツイのギター・・・この2人の絡みは・・・平和に済むわけがない・・・そういう期待と不安の中、演奏がはじまる
パーすけのラテンっぽいドラミングでいきなり曲が始まる なんか両サイドのギタリストの出す音はまるで発進準備をしているジェット戦闘機みたいだ いきなり最初からテンションはピークみたいだ
さっきまでは「和」のテイストをメインに出していた北村も、今度はかなり「アンダーグラウンド系」っぽい音で攻めたてる いつも東京セッションでは地味に堅実にリズムを担当しているマツイも今日は暴れまくる かなりなプログレッシブギタリストなんだね
そして、曲調がどんどん変ってゆく ちょっと静か目になったかと思うと北村が歌い始める・・・それをきっかけに曲が変わる・・・これって、なんだかちょっと「ドアーズ」みたいだ 北村の声が「ジム・モリソン」みたいだ また曲が変わる 今度はマツイがファンクっぽいリフを弾き始める するとなんだか「ジェイブズ・ブラッド・ウルマー」とか「P-Funk」みたいな感じの・・・おやおや、今度はなんだかチベットの奥地のお寺の礼拝みたいな曲調に・・・もうとっくに「無国籍状態」「無政府状態」になってるこの演奏は最後どこに辿り着いたのか・・・それは教えない(笑)
観ていた人だけの役得だ あ、それから丹沢亜郎の俳句飛び入りもあったのだよ
いやいや、とにかく脱法ギター演奏が入り乱れた最高にファンキーで楽しい一夜だったなあ
高円寺ライブハウス ペンギンハウス