夜は何色?        12日

まずは一昨日の写真からいこうか ライブ終了後、当日の出演者だったガリゴリベリボリちゃんことアサイちゃん、それを観に来ていたゴーゴーマーチャンズのメンバーのカツラくん、それにこの日は他所の店でライブ終了後やってきた藤原愛(彼女はその前日ここに出演していた) 暗くてよくわからないけど・・・

カウンターに並んで楽しそうに談笑する3人・・・最近ペンギンハウスではこういう光景がよくあるのだよね

さて、今日のライブのはなしにいこう 今日最初の出演者は弾き語りの コーヘイフジノ だ ジェントリーでよく落ち着いたMCと裏腹のパンキッシュで烈しい曲 このギャップがコーヘイの世界だ 今週末には実家の稲刈りで里帰りするという彼の演奏はそんなのどかな話とは真逆で鋭く尖った出刃包丁のように聴き手の心をえぐる・・・いやいや、意外とどこかほのぼのとした世界でもある

「ぽんこつ音頭」・・・これは笑える 笑えるけど・・・切ない

2番目は若手で最近はもうすっかりペンギンハウスのレギュラーになってる 大竹直人 だ

独特のちょっとハスキーでパワーたっぷりのボーカル アコースティックだけど切れ味がよくてドライブするギター・・・最近の若いミュージシャンたちは本当に実力あるよなあ 本当は女の子の気持ちで書いたという「ぶって」とか「たんぼにゆず」とかいい曲も書いてる そして最後は「スーパースティション」から繋げてオリジナル「俺はいいヤツ」・・・かっこいいね!

弾き語りは続く しかし年齢は・・・ぐっと上がる ペンギンハウス出演者最年長(?) 地味KEN

本人いわく「今日の僕は色物です」とか、「スタンダードナンバーをムチャクチャに壊しています」・・・本当だ(笑) 今日は森雅子の「せんせい」は出るはなぜか藤圭子の「夢は夜開く」が「サマータイムになったり・・・でも「アローン・アゲイン」の日本語訳の曲・・・よかったな

そして、最後はこの人・・・すごく久しぶりに登場してくれた・・・山田庵巳 だ

もう久しぶりに聴いた彼の8弦ギター そしてスィートながらつねに「殺気」と「優しさ」を同時にはらんだようなボーカル それらをツールにして彼が演奏するその40分間は本当に聴くものをここではない違う時空間に連れていってくれる

これだけのパフォーマンスができるシンガーはなかなか居ない・・・久しぶりに聴いててやっぱりそれを確認したなあ

その1ページごとに色の変化してゆく濃密な物語にすっかり「夜」を忘れてしまいそうになる

そういえば「夜」って・・・色々な色が混ざって・・・そしてあの闇が現れるのかも・・・ね

高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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