昆布だし     13日

さて・・・9月に入ってやっと涼しい日々がやってきた・・・かと思うと、昨日今日はちょっと暑いし

皆さん、夏の疲れ出てませんか~ こういうときはやっぱり「あっさり味」がいいかなあ その逆もありだけどね 高円寺のライブハウスの皆さん・・・体調は大丈夫?

今日最初の出演者は BUCKINGHUM BABYS というvo/g/p ,dsという2人組ユニット

久しぶりに会った彼女は相変わらずすごく人なつこくて、本番前僕と「マンボウ」の話しで盛り上がっていてなんかすごく「ゆるキャラ」な娘なのだが、いざステージに上がると豹変する

ギターは歪みとリバーブを効かせてかなりアバンギャルドなインプロな演奏、それにしてもしばらく見ないうちにギターすごく上手くなってたのには驚き! それと相方のドラマーのジャズっぽいフレージングとあわせてかなりレベルの高い演奏だった 時には楽器を持たずに、あるいはピアノを弾きながら・・・呻くようなボーカルはなかなかすごい存在感だ 僕は「カーラ・ブレイ」とか「ブリジット・フォンテーヌ」をちょっと連想してしまった

2組目も男女の2人組ユニットだ 男性がギターとボーカル 女性は主にサンプラーを使って・・・じゃあ「テクノ」かっていうとそうじゃなくてちょっと一味変わったポップス・・・というサウンドを生み出す その名も 弱者同盟 最近わりと頻繁にペンギンハウスに登場してくれるが彼らの作る楽曲がけっこう僕は好きだ それにしても一見リズムマシンを使ってるように見えて聴こえてくるのだが、実際はすべてアナログにその場で楽器を弾くように使っている・・・それが今日はっきりしたのは、ある曲の途中でボーカルが「もうちょっとテンポ早く」と言ったら相方がその場で「手動」でテンポを上げたのを目撃したからだ それもあって彼らの演奏は妙に人間臭いところがある

3組目はトリオだ vo/g ,vo/g ,vo/ds の ハツ だ 彼らも最近頻繁にここに出演している

この3人で出すなんとも軽やかでさっぱりしたサウンド、そして3人のボーカルとコーラスがなんともゆるやかでアンビエントな気持ちがいいハーモニーだ 今日はそれぞれのTシャツのカラーコーディネイトもいい感じで、仲のいい3人なんだね

夏バテした身体と心にこのサウンドはとても優しい・・・あっさりとでもしっかりダシの出たお吸い物のように・・・そうだ、この味は「昆布だし」に近いなあ 昆布だしは取るのもなかなか難しいのだよね

そして最後の演奏者はもう毎月の恒例行事のようにここ地上にやってくる宇宙の王子こと

半バナナ だ

今日は客席に外国人の女性客が3人来ていてっけっこう彼女たちのペースにちょっと手を焼いていた今日の出演者たちだったが、さすがは半バナナ もう王子の強引なくらいの「客席いじり」にさすがのセニョリータたちもすっかり巻き込まれて最後は完全に半バナナの「ファン」になっていたみたいだよ(笑) 気がつけばちょっと衣装・・・いや「宇宙服」と王冠(?)のデザインが変わって精力的にライブ活動を繰り広げる彼ら・・・昆布だしにもう一味加えて・・・今日も爽やかで後味の残るいい味・・・いいライブだった 今日のブッキング・・・いやあ、最初から最後までよかったなあ

高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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