・・・え、パントラ?   30日

今日の出演者はまったく見ず知らずが一組もない・・・ペンギンハウスではお馴染みの顔ぶれであるだけでなく、それぞれ色々なつながりがある出演者ばかり・・・こういう夜もある

最初の演奏者は 岡田哲 ギター弾き語りのシンガーであると同時にロックユニット「BASTET」のゲーシストでもある からりとヌケのいいJ-50サウンドにのせて彼のオリジナルの世界は透明感があってちょっとせつないところもある 「星の王子様」のストーリーにインスパイアされた彼の「花」という曲・・・その世界がぎゅうっと詰まっている そんな岡田くんと僕はライブのとき以外はお互いの共通の趣味の「落語」で話しが盛り上がる 今日も志ん生の話に花が咲いてしまった(笑)

2組目は2人組ユニット ウシトラ だ 今日のライブのMCでボーカルのカタヒラが面白いことを言っていた なんでも「ある映画のちょい役でカタヒラとフジイの2人がエキストラで”警官役”で出演した・・・俺たち普段”反権力”なのに・・・」 なるほど、確かに「悪役」にはぴったりの顔の(笑)2人だが、警官にも合ってるかも
今日もフジイのパーカッションソロを挟みそしてアカペラで歌う「どっちみち」・・・「タマゴが先か/ニワトリか・・・」そんな歌詞だがこの曲が出来て以来ウシトラがちょっと変わったのを覚えてる なんか「柔らかく」なったんだよねえ

3番目は4人組なのになぜか「トリオ」と名乗る Pan-T だ コニシ(steelpan)ヤスイ(wb)ホリグチ(ds)タナカ(p) 彼らの演奏するのは一風Jazzなのだがコニシのスチールパンが持っている「プリミティブ」で「ラテン」な部分がそのサウンドにいつも奇妙な「隠し味」を与える バーボンにテキーラが混ざってる?

混ざってるといえば彼らのステージの後半、コニシが客席に向かって呼びかける するとハナコ、フジイ、シラコの3人のパーカッショニストが楽器を持ってステージにあがる

シラコはこの次に登場するMΛNTRΛのメンバーだ そしてこの3人とコニシ、ホリグチ、タナカが合わさるとほぼ「グレナデン」というパーカッションユニットになる

そして最後の2曲はこのメンバーでのラテンっぽい演奏・・・う~ん、限りなく「グレナデン」近い!

なんだかえらく賑やかなステージのあとはしっとりとこの3人が締める MΛNTRΛ の登場だ

ミヌマ(g)シラコ(per)そしてじゃいあん(b) この「鉄板」な3人の演奏はとても洗練されてジェントリーなのに聴いてるとなんか身体が動いてきてしまうのだよね それもやっぱりタイトにオンビートで出来上がった彼らの演奏が自然にそうさせるんだと思う 4ビートもラテンも・・・しっかり”リズム”が身体にしみこんでくる 「焼酎系ジャズ」って本当にいい名前だねえ

そしてその演奏を嬉しそうに客席で観ているコニシ、今回の「Pan-T」「MΛNTΛR」の対バンはコニシのちょっと強引なくらいの(その時彼は無茶苦茶酔っ払っていた)リクエストで実現したのだから無理もないかあ(笑)

そして最後の曲が終わるとアンコールを呼びかけ・・・そして自分もステージに向かう コニシとタナカが加わり今日2つ目のセッションバンドが出来上がった こういうのいいねえ 曲は「チュニジアの夜」だ

来月もまた対バンが決まっているこの2組 また楽しいライブになりそうだね

高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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