またまた楽しい夜更かし  21日

年に一度・・・そしてこの暮の12月になるとやってくる連中がいる

それは「ゆるさ」という総勢7人のアコースティックユニットだ なんだか12月はゆるさがペンギンハウスで大騒ぎする・・・そういう慣例が出来上がっているようだ 僕は毎回「大変だ~!」と言いながら彼らのオペレートをやっているが決して厭な気持ちではない これも毎回言ってるが「手間はかかるけど楽しい」のだ

それは彼ら、特に中心のボーカルアマノサクヤの持ってるとてもにこやかで和やかな空気が僕は好きなんだと思う それにしてもこれだけの大編成のユニットでメンバーが抜けたり変わったりしないでずうっと仲良く続けている彼らはなんかすごいなあ・・・

さて、今日のイベント「楽しい夜更かしvol.3」には今回も魅力的で楽しい出演者が集まった

まず最初の演奏者がロス・ソリタリオス という てっきりユニットかと思ってたらソロ、それもアコギの弾き語りだ どんな曲をやるのかと思ったら「僕の曲は決して結婚式では歌えないうたばかりです」・・・と言ってやった曲はなるほど・・・昔の彼女が結婚するんで恨みつらみをぶつける曲・・・ダウンロードしたエロサイトに昔の同級生が出ていた話・・・など なるほど(笑) それらがなんとも可笑しさを生み出す 客席からは爆笑が起こる 最後はオケにあわせて・・・なんだろう アニメネタかな? なんかとぼけた味の面白いシンガーだった

2番目に登場したのは竹川悟史 というシンガー バックは「ゆるさ」のメンバー 前回は「森は生きている」というユニットで登場した人で、その時はちょっと70年代っぽいオリジナルロックをやっていたが今回はダニー・ハサウェイやマービン・ゲイなどのブラックミュージックのカバーを中心に・・・いやあ、こういうのをやっても上手い人なんだねえ いい空気作ってた バンドも本当にいいサウンドだったなあ

そして3番目に登場したのは kyooo という名前の弾き語り女性シンガー ガットギターを静かに柔らかく弾きながらとても繊細で詩情あふれるオリジナル曲を聴かせてくれた 後半はマンネンという名前のスティールパン奏者が加わる ここでは小西弘人のスティールパンがお馴染みだが、彼は2台のパンを並べて叩いていた そしてボーカルの繊細さに合わせるように柔らかで優しい叩き方・・・しっとりとした気持ちのいいアコースティックサウンドがコーヒーの香りのようにゆっくりと店内に広がってゆく

そして最後はもちろん ゆるさ の登場だ 1年ぶりの再会だが僕はなんだか彼らと会うのを楽しみにしていた とにかくメンバー全員がいいやつで会ってて楽しいのだ 彼らの仲の良さは本当にすごくって毎回そうだが今日もリハから笑いや笑顔が絶えない そんなゆるさだからだろう ファンも多いのだ 今日のペンギンハウスはもうスタート直後からフルハウス 年末の3連休で皆さんお忙しいだろうに・・・だ

この vo , ,ag ,eg , b ,ds ,key ,sax という大所帯のユニットの演奏はいつも温かみがあってそして楽しい なんか観てるほうも笑顔になってしまうような魔法を持っている センターのいちばん小粒な人物、サクヤのボーカルはいつものんびりと牧歌的であるくせに不思議な説得力があるのだ そして彼らの演奏を聴いてるとこの色々とイヤな事件もあってささくれた年末の気分をほんわかと和らげてくれる いやあ、楽しい演奏をありがとう! また来年もよろしくね!

そして最後のアンコールに応えた曲では出演者全員・・・総勢11人での恒例の大セッション・・・いやあ・・・すごい人数だねえ でもいいねえ 楽しいねえ これはクリスマスソングだね

高円寺ライブハウス ペンギンハウス

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする