さあ、クリスマスも終わっていよいよ年末がどんどん迫ってくる 今日の東京はうそ寒い
曇り空
今日最初の演奏者はこの青い衣装・・・今年もずいぶん目に焼き付けてくれた SHOTGUN BLADE はいつものように青いEpiphoneのセミアコをまるで銃を構えるように抱え・・・いや、彼にとって“それ”は紛れもなくこの暗澹とした時代を打ち砕くための「銃」なのだ そして言葉は「弾丸」だ すべての歌詞は彼の憤りのように世界に向けて「発砲」されてきた 今年もずうっとこのスタンスは変わらず彼の最強のロックは闇を撃つ 曲の最後のギターの余韻をまるで何かを絞りつくすかのようにネックを振り続ける そして今日の最後今年の最後に新曲を披露「ミゼラブル・マン」すごいスピード感のあるパワーロック、しかもラブソングだった 来年も楽しみだねえ
２番目は大竹直人 今年の５月２日にここに初登場して以来、かなりのハイペースでペンギンハウスライブに出てくれてきた とにかくまだ２０代前半の彼の演奏は若さと新鮮さは勿論だがその技術と妙な落ち着いた存在感といい「大物」の気配がする そして常に何か新しいものに取り組んでいこうという貪欲さが彼をどんどん進化させている 今日は弾き慣れた6弦のギターでの演奏 この重量感と質感のたっぷりあるギター・・・いい音なのでマイク録りで・・・ 最初はDADGADでの演奏 いい曲だな カバーかな、だれの曲？オリジナルなんだ へ～え！ そして「エンドロールです」と言って演奏した短い曲「素晴らしい～ぜ～！ペンギンハウス～！」だって ありがとう！ ぜひ来年もこのちょっと鼻にかかった独特のハスキーボイスとパワーでペンギンハウスのシーンを引っ張っていってほしいね
３番目はこの人・・・え、また？・・・って言うんじゃないよ（笑） 地味KEN・・・本当にこの人のパワーとそして音楽に対する純情すぎるくらいの愛情にはいつも頭が下がる 今年、とくに後半はイヤに・・・違った！・・・クセに（笑）なるくらい彼の歌を聴かされた（ははは） 本当にお歳のこと考えると「こんなに無理して大丈夫？」といいたくなるぐらい・・・今日も体力的にはかなりの無理をしてここのステージに立ってくれた 思えばまだ音楽に色々な「夢」みたいなものを少しだけ抱えていた「青年期」からお互いまだ「やっている」あいだ同士・・・彼とは「戦友」みたいな気持ちが共存していると思う だから自分のライブだけでなくペンギンハウスのほかの出演者の演奏も必ず全部聴いて、あとで気持ちのすごくこもったコメントを本人に対してもしてくれている彼を見ていると「本当に音楽が好きなんだなあ」と思うよ 来年もよろしくお願いしますね・・・おっと、出た～！今年最後の「サマー・タイム」 ちなみに彼は小金井に「Juke Joint NASH」というお店をやってます 一度訪ねてみてくださいね あまりやってないみたいだけど
４番目はこの人たち vo/g , g ,per それにディジュリドゥーも入る不思議なユニット 土舎利 だディジュリドゥーってのは元々オーストラリアの原住民「アボリジニ」が使ってる楽器で、シロアリに食われて中が空洞になった丸太を使ったんだそうだ その不思議なちょっとほら貝に似たような音・・・そこにボイスが混ざりホーミーのような音になったり独特な音世界を生み出す それに神山庄太郎のブルース感たっぷりなアメリカンロックギター ハニサキの大地に叩きつけるような”ど太い”ジャンベ・・・これらの音が融合すると高円寺のライブハウスが違う時空に彷徨い出る・・・彼らだけの音楽 これからも大事に守っていってほしいね ジャンベのハニサキは30日の「グレナデン」にも参加するよ よろしく！
そして最後はこのユニット g/vo , b/cho , dsの３人 BASTET だ 彼らはこの３者で生み出すゴキゲンなロックエッセンス＆フレーバーそしてボーカルカイラのなんとも魅力的なロッキンボイスで歌われるドライブ感と叙情性がうまくミックスした歌とでここペンギンハウスにいつも素敵なバンドサウンドを届けてくれた そしてそれぞれのメンバーも ベースの岡田哲は今年からソロ活動も始め、シンガーソングライターとしても頭角を現し、ドラムの山下ヒロシもBASTET以外に参加している「Go Go マーチャンズ」でもリズムセクションの要としてゴキゲンなビートを叩いているし、カイラもBASTET以外にも今年は「カイラセッション」というユニットでまたいつもとは違うボーカリストとしての魅力を見せてくれた 彼らも本当にここペンギンハウスを大事にしてくれている 感謝です！ そして来年もいい活動をお願いね！そして今年最後のBASTETの曲は・・・僕が大好きな「ラブソング」だ！
高円寺ライブハウス ペンギンハウス
