卯の花咲いた?    24日

いやあ、いいお天気だ~ 暖かい! もうすぐ五月(皐月) 公園の生つつじ垣にはもうツツジが咲いてる 卯月ももうすぐ終り

この時期・・・季節は驚くくらいのスピードで進行している 生き物たちの一番忙しい時がそこにある

今日のペンギンハウス・・・高円寺のライブハウスにもそんな季節の勢いが持つ何かが押し寄せて来てるような・・・

今日最初の演奏者は EMISHI だ いきなりトップが彼らだぜえ! なんてゼイタクなメニューなんだ!

ステージ下手に寡黙な佇まいで座るドラムの奥瀬健介 ひょうひょうとした仕草で上手に座るご存知ハラタカシ

東北が生んだこの二人の鬼才が音を発すると・・・うわ、うわ!いきなりこのテンションだあ~!

一曲ものすごく烈しいのをガツ~ンっとやってからMC 先日誕生日に下高井戸で職質された話・・・そうかあ~僕にもそういう経験あるよな~ ミュージシャンてよほど悪者ばかりだと思われてるのかねえ(笑) そのエピソードに続いての曲のタイトル(いつも即興まもだけどね)

「公安・最高」だって! これまた烈しい曲だったなあ

以前ハラがやってるもうひとつのユニットDBS3を「日本のSCORCH TRIOみたいだ」と言ったけど、このEMISHIのほうが近いなあ・・・奥瀬のドッスーン・ジャーンという音の間にハラのギャワ~ンというギターサウンドが食い込むさまは本当にスゴイ!ヤバい! これは職質されるわけだ(笑)
001003007004 008

2番目は三浦陽子(p)と柴田耕司(ds) そこに黒田オサムという舞踏家が加わる この黒田という人、昭和6年生まれというから今年で83歳になるというからすごい!

入り口は三浦のピアニカから・・・まずは二人の演奏者が「ボレロ」を やがてその曲に加わるようにして黒田が登場する

三浦と柴田が織り上げてゆく音の絨毯の上でちょっとマリオネットのように・・・彼の踊りの動きははとてもそんな年齢には見えない

そして彼のソロ・・・何か謡いか民謡のようなものから・・・次第に声の張りが強くなる とても力強い

この人の踊りは2年前にも観ているがそれから少しも衰えていない すごい人だ!
017011013012 014018

3番目はもう今ではペンギンハウスを代表すると言っても過言ではない歌姫(褒めすぎかな) 藤原愛 だ

たぶんその前の黒田オサムのパフォーマンスから溢れ出た「気」をたっぷり吸い込んでのことだろう・・・ステージに上がるといつもよりさらに深く息を吸い込むように佇み・・・そしてピアノへと静々と近付く

ここから最初の音を引き出すまで・・・彼女が最も大切にしている「無音の音」だ

そして張り詰めたようにピアノがポーン・・・と、鳴る そこから「こだま」「故郷」・・・と彼女の最近の代表作と言える2曲が続く

インターバルを置かずに3曲目・・・インストを挟んで1曲そして「そこにある」まだまだ続く 「嫌われアンヨ」「里がえり」・・・最後まで今日はまったくMC無しだ かっこいいなあ~
025026022024023

最後はこの人 アコーディオン奏者のáqui avec Gabriel 念のため言っておくが日本人だよ(笑)

前回はピアノの弾き語りそれも昭和歌謡を歌ってたが今日は本業(?)のアコーディオンでの演奏

最初は穏やかなフォークロアな演奏からやがて烈しくなる 蛇腹(なんて言うんだっけあれ)のストロークだけで「ガッ!ガッ!ガッ!」というパーカッシブな音を作り出したり・・・

サンプラーなどを別にすればほとんどの楽器って「手先」だけでは演奏できないんだが、最近「マメルダ」とか「Los Periquitas」などアコーディオンを弾く演奏者がペンギンハウスにも増えてきたが、この楽器本当に「力仕事」だと思う 全身を使って弾くって感じがすごくするねえ 僕も小学生の6年間、音楽の授業ではずっとアコ弾いてたからよくわかるのだよ

そして最後はピアノで弾き語り・・・やはり昭和歌謡・・・「好きになった人」こっちも真剣なんのだねえ~
027028030 032033

高円寺ライブハウス ペンギンハウス

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする