今日の東京は朝から雨が・・・時々烈しくなったり・・・もう梅雨入りしたのかな
明日も天気悪そうだ
今日のペンギンハウスライブはすべてインプロ系の出演者ばかりが揃った それもなかなかの「ツワモノ」ばかりだ
最初の演奏者はギターとドラムのDUO ジ・アナトミアズ だ
彼らの基本的スタイルとしてはドラムのパーすけがかなりパターンのはっきりしたリズムを刻み続けそのちょっと”催眠的”なリズムに紛れて知らず知らずに忍び寄ってくる昆虫のような気配のマツイのギター・・・それは次第に”羽音”が強まるか巨大に変態してゆくような不気味さえある
知らないうちに僕らはその「羽根」の中に取り込まれているのだ 気がつくとちょっと恐ろしい世界でもある
2番目の演奏者は インプロユニット BUCKINGHUM BABYS だ
一見”JK”のようなあどけなさと可愛らしさを持った彼女を見て勘違いしてはいけない 最初に言ったとおり彼女は「鬼」なのだ その自分が「音楽」という得体の知れない「モンスター」に立ち向かうには”いたけ”な娘とて「鬼」にならないわけにはいかない それをよく知っている彼女・・・そして相方のベースマンも情け容赦ない「鬼」だ! その殺気みたいなものがステージを埋め尽くす あの江崎の独特のボイスパフォーマンス・・・今夜夢に出てくるかもしれない
以上、全部褒めてるんだからね(笑) いやあ・・・このあともまた凄いんだから
そして、この人たちだ ハラタカシと奥瀬健介が組む東北パワーインプロユニット(こんな言い方でいいのか)EMISHI だ
入念にひとつひとつのタイコのチューニングをする奥瀬・・・その横で着々と「集団的自衛権」行使のための武装を進めるハラ・・・
そしてまるで試し撃ちでもするよにハラのマシンガンのようなギターが火を噴く すぐに呼応するように奥瀬の艦砲射撃が始まる・・・もうこうなったこの武装集団をたとえUS AIR FORCEでも止められない いやあ、今日も凄まじかったなあ・・・そして最後にかなりセンチメンタルなバラード曲をどかんどかんと爆発させる・・・いやあ負けるよ~
そして、最後に登場したのはおなじみの女性ピアニスト 三浦陽子 今日はサックスプレイヤー 後関好宏 とのDUOだ この後関という人は僕ははじめてお会いするが、「在日ファンク」というユニットでも活躍するプレイヤーだ このプレイヤーを迎えて今日の三浦サウンドはいつものようなさらさらとしたテンションを封じ込めたような演奏ではなくいきなりズドーンとボトムを深く掘り起こすような重量感のある演奏でスタートした
今日は面白いなあ・・・演奏者同士が色々な「化学変化」を起こしてるのかも知れない
そのあとはこの叙情性のあるサックスとの気持ちのいい掛け合いが続く・・・気がつけば今日もいい夜になってしまった これも「科学変化」なのかもね
高円寺ライブハウス ペンギンハウス