久し振りにちょこっと青空も見えた今日の東京の空・・・かと思うと雨も降ってきたり・・・すっかり不安定なお天気は今日も続いていたね
さて、今日のペンギンハウスライブは初登場の出演者から始まった
はるばる九州の博多からやってきた女性弾き語りのシンガー・・・名前を聞いてちょっとインパクトを受けた その名も パンチラ先生！
え？・・・どんな”下ネタ”が来るんだろう・・・と思ってたら至って上品な方だった でもやはりこの名前で「誤解」を受けるらしくて（笑）あるライブハウスに出演したら初老のサラリーマンがどっと押しかけて来たそうだ
ちょっとエキセントリックなメイクはしていたが演奏は至って王道！ そのパンチ力があってソウルフルな歌は聴いてるお客を魅了していたなあ・・・MCもいい感じでオーラがある いい歌うたいさんだ なぜか物販に「だし醤油」があるという不思議さもステージの前に「絵」があるというのも含めてなんか「新しい風」を持って来てくれた パンチラ先生に拍手を贈りたい
２番目は・・・僕には久し振りなユニット g/vo , wb , ds の Telepathic Swinger だ
ジャズとかロックとかいう垣根は彼らの演奏を聴いてるとまったく無意味なものに感じられる あのソリッドでコアなサウンド（これだけリズムパターンに固執するユニットも珍しい）そして限りなくハードボイルドなボーカル・・・すべての音とモーションが骨格をどれほど真摯に追い詰めるのか・・・聴き終わってみると残るのは不思議と爽快感なのだ！
３番目の演奏者は打って変わって・・・今日はスタイルがころころ変わるよ！ 追いてきてね
ブルースを基本コンセプトにするg/vo , g , b ,ds の４人編成のユニット 豊樹野しげと＆伝染Roll’s だ
ブルースといえば「ノリノリ」というイメージがあるのだけど、彼らのスタイルは「それだけじゃない」ところがある それにはやはりリーダーの豊樹野が持つ独特の表現世界があるのだ
そして今回、新しいメンバーが加わった リードギターの彼は最初ちょっと線が細いイメージがあったが、いざ本番になるとかなりパワフルえ見せ場のあるいいギターを弾いてた けっこういいオーラを出してたなあ
そして最後は・・・この締めくくりかたはペンギンハウスらしいぞお・・・２人編成のボサノバユニット Lounge Farm だ
彼らの演奏のゴキゲンなところは決して「ボサノバ」という括りに囚われず、ジャズでもロックでも自分達の琴線に触れる音があればどんどん積極的に取り入れていくところだ
それが彼らのライブを知っている人たちの密かな楽しみになっているのだが・・・もちろん僕もその一人だ
今日は彼らがよくやっているスライ＆ファミリーストーンの曲やジャズの名曲「キャラバン」なども入れながら、ストーンズの初期の名曲「ルビチューズデイ」と「アズ・ティアーズ・ゴー・バイ」をやっていたが、彼らがやると「この曲ってこんないいメロディーだったのか」と改めて思わされるのだ
音楽に新しい風を吹き込み続ける彼ら・・・そして気がつけばペンギンハウスってそういう人たちのお陰でなんかいい感じになっているんだなあ・・・そう思った今夜でした
高円寺ライブハウス ペンギンハウス
