弦は6本     2日

今日は満月だ 昨夜というか明け方、ビールが飲みたくなって近所のコンビニに行こうと表に出たら西のほうの空が明るくなっていて、ほぼまん丸な月がそこにあった なんか満月を見るとちょっと得をしたような気持ちになるのは僕だけだろうか
さて、休み明けの今日 ペンギンはギターを抱えたミュージシャン・・・昔なら楽師が揃った
最初の出演者はザ・アナトミアズという3人編成のユニット うち一人は東京セッションのマツイで彼を含むギター2本とドラムという編成 演奏はほぼフリースタイルだ ただフリーにしていながら3人の音の絡み方がなんというかとても有機的でスリリングだ これはやはり東京セッションの下地があるかも知れない 40分をノンストップで演奏する中途中で3人の音が一体になって「怒涛」のような瞬間はすごい迫力だった
2番目の演奏者はソロシンガーの一人涙 僕はここでのPAを始めてから何度も彼のライブを担当させてもらってるが、思うのはその間に(まだ4ヶ月くらい)どんどん成長して変化してゆく彼を見てる驚きだ 上手くなってきてるのはもちろんだがこの期間に彼の歌い方がどんどんパワフルに激しくなってきていることだ やっぱり若さっていいよね 今日のステージング ギターを弾きながら激しく動く・・・お!その動きは西山正規から学んだかな 激しいシャウト・・・お!ちょっと吉田雄吾みたい もちろん彼が彼らを真似ているとは限らないが もしこのペンギンに出ていて対バンしたほかの出演者から何かいい刺激をもらってたら僕は嬉しい まだまだ成長期の一人涙 楽しみだ
3番目は若さとはだいぶ離れてしまってるが(でも僕よりははるかに若いけど)ウシトラの二人が登場 なぜか今までの長髪をばっさり切ってスポーツ刈りのカタヒラ・・・はっきり言って顔が怖い(笑)マイクセットが終わるのを待ちきれずに大声を張り上げる 叫ぶ これはいつもの彼流のボイストレイニング そしてアコギをじゃかじゃか鳴らしながらいつものかすれたような声を絞り歌う 今日はいつもとちょっと違い途中でジイくんのパーカッションソロが入り(どうやらカタヒラはトイレに行きたかったらしい)最後はいつも必ず定番の「小鳥よもっとひじを上げて飛べ」で終了
最後はこの人 らりはsolo そのテレキャスから弾きだされる音は本当に一筋縄じゃない 各種エフェクターやトレモロアームを駆使したギターサウンドは何層にも重なってとても複雑な模様を作り出す でもその音は全然機械的じゃなくてすごく有機的なんだ そこにらりはボーカル独特の柔らかい優しい声の歌が重なり いつも不思議な世界に皆を連れてゆく ギタ-が鳴る アンプが震える ペンギンも震えてる みんなアンプの中にいるみたいだ

・・・こうして高円寺ライブハウスの夜はふけていった

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする