マグリッドのように   22日

今日は朝から冷たい雨が・・・ちょっと出かけようと思ってたけど、さすがに今日は止めた

夕方、雨は上がり さあライブを観に行こう そういう人をペンギンハウスは待っています

今日最初の演奏者は 三浦陽子+内田典文 だ

このところこの二人のDUOも回数を重ねてきた 三浦のピアノと内田のベースそれに三味線というかなりイレギュラーな編成だが、とくにピアノに三味線か重なってくると時間の軸が二重になったような不思議な音がそこに出来上がる それはやっぱり文化の衝突なのかなあ 聞き慣れたものをまったく違う切り口で聴かされると脳に特別な物質が分泌されるような気分になるのだ さて、今夜はどこに連れてってくれるのだろう
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そして2番目に登場したのはピアニスト 照内央晴 とクリタチカコ( dance) のDUOだ

彼らはちょうど一年前の1月30日にやはりここに出演している その時は照内のピアノに対してクリa0212807_20131888タは歩くたびに不思議な電子音を出す奇妙な危惧を身に付けてのダンスパフォーマンスを披露した そして今回 今回はなんと長く繋いだ輪ゴム・・・ピアノの演奏に合わせるように・・・それをステージを斜めに横切るように張った すると・・・不思議なのだがそのたった一本の直線がいつものステージの空間をまったく違ったものにしてしまったのだ その張りめぐらされた線が今現実にあるその場の空間を全く別のものにしてしまう ただのゴムなのに・・・それはたとえば「マグリッド」の絵のように一本の線でありあない空間を作り出してしまうのにどこか似ていた

そして照内のピアノもピアノがピアノでなくなるような不思議なアタックをしているのだろうか・・・「エリーゼのために」というクラシックでも誰もが知ってる曲なのに全く「別物」に聞こえてくる・・・音楽の「だまし絵」のような世界に僕らは放り込まれてしまった
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そして3番目に登場する g/vo , b/ds の二人組みユニット Zeeblebuzz A Knot 今日は彼らがラストアクトだ というのはこのあと出演予定だったAriaが個人的都合で急遽出演ができなくなったためだ

今日は前の2組ともがインプロでフリーリズムのユニットだったので、彼らが今日は唯一のリズムパターンを持って歌ありの出演者だった

それにしても彼らもかなりインプロっぽいスタイルを持っているので特にスタート時のインストはかなりフリーフォーム 曲に入るとブンチンのベースとドラムがソリッドな16ビートリフを打ち続けるのだが、曲の間にちょこっと入れるギターフレーズとか、面白いパターンを色々出してくる

そう、今日はちょっと緊張感の強いステージがルづいたので彼らの縦ノリ系の演奏には思わず身体が動き出す

そして最後のインストにはなんと照内央晴をゲストに呼んでのセッション これがまた迫力の演奏だった いやあ、今日はわずか3組というプログラムだったが・・・内容が濃かったなあ
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高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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