六月最後の日曜日 今日28日のペンギンハウスライブ お馴染みの顔ぶれもはじめての顔ぶれも・・・なかなかパワフルでいい夜
最初の演奏者はペンギンハウス初登場 vo , b , ds 3人編成のハードコアユニット ノイジー・マイノリティー だ
楽器がベースとドラムという超シンプルな編成・・・これでどんなサウンドを作れるんだろう・・・そう思いながら彼らのステージが始まった
ところが、ここのベースはアンプをベーアンとギターアンプにパラで繋ぎけっこうエフェクトもかけ歪ませた音を作ったうえに単音で早弾きのフレーズを出しながらコードも同時に出しちゃうという神業のような奏法でベース1台でギターの部分もやっちゃうようなスーパープレイ、これにもう超高速のドラムそしてパーカッシブにコンプレッサーのかかったような声で迫力のボーカルが合わさってソリッドでゴキゲンなハードコアスタイルを作り出していた
彼らはペンギンハウスの雰囲気とかを見て「自分達場違いなんじゃないか・・・」と思ってたそうだが、とんでもない 今では「パンクの聖地」とまで言われてるのですから(笑) ぜひまたやってほしいねえ
2番目に登場したのは今日が2回目・・・だったかなg/vo , b , ds のトリオユニット Bore Roar だ
一見大人しそうなg/voのやんちゃ”なギターフェンダームスタングはかなり凶暴な野犬のように吠 える そしてとてつもない音圧をたたき出すドラムとベースとが合体した彼らの演奏はそこらのパンクバンドじゃ軽く吹き飛ばされそうなのだ 彼らがセッティングしているとき僕は近くでこう囁いた
「前のバンド、自分達が場違いだみたいに思ってるから安心させてやってよ」
にやっと彼は笑った そして本番・・・今日もその只でさえ狭いステージをそれこそ狭しとばかり彼らのサウンドは大暴れ 決してパンクではないんだけど、この迫力はやはりすごいんだよなあ
そして3番目に登場したのはペンギンハウス初登場 g/vo , g , b , ds の4人編成ユニット Rockin’BluesZone
その名前のとおりブルースを基礎にロック的な味付けで気持ちのいいブルースサウンドは「スティービー・レイ・ボーン」あたりのスタイルを狙っていてブルースにあまり馴染みのない人でも聴き易い そういえば「オーティス・ラッシュ」で有名な「All Your Love」 久しぶりに聴いたなあ
今日の出演者の中では一番穏やかだった彼らの演奏・・・決して大人しくはないんだけどね
そして今日最後は 川口雅巳+諸橋茂樹+岩原智
別名「ブルームダスターズ#2」というユニット名も名乗ってる彼らはスーパーギタリスト川口を中心に長いタッグを組んでいる この3人の演奏はワイルドでセンシブでモーダルでセクシーだ その密度の濃いスピード感たっぷりの爆音に圧倒されながら気がつけばちょっと眩暈を覚えそうなくらい深いところまで引きずりこまれそうになる
気がつけばかなりパワーユニットばかりだった今日のペンギンハウスライブ・・・ちょっとばかり僕にはハードな夜だった いや、演奏のせいではない なにしろ昨日のライブの翌日なもので(笑)