冬の来る 前に       29日

さあて 10月も本当に残り少なくなってしまった 北のほうからもう冬の便りが届き始めた今日29日(木) ペンギンハウスには4組の出演者が登場した

最初の演奏者はご存知「青の戦士」の異名を取るギター弾き語りロッカーSHOTGUN BLADE
そういえば今日の昼間僕はYOU TUBE で「ブラックホークダウン」という映画を観た

これはアフリカのソマリアで実際おきたアメリカ軍とその国のゲリラ軍との先頭を描いたもので、今まで数多くこういう映画が公開されてきたがその中でも群を抜いてリアルで戦争というものの持つ非情さと熾烈さが描かれていた

そのあとで彼の演奏を聴くと歌詞の中にやたらと「闘う」という言葉が出てくる その前に見ていた映像とこの言葉が重なり今日の彼の演奏はいつにも増してハードに僕に伝わってきた

そうだなあ・・・闘うということは人間にとって何なんだろう・・・そんなことも考えながら

そして戦いの終りにはいつも待ち構えている一種の無力感と悲しみを彼の歌は泡ら和しているような気がする 最後の曲はお馴染みの「ストーム・ブリンガー」・・・いつもより余計に悲しみが襲ってきそうだった
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2番目の演奏者は2人組ユニット ららばいてりい&さっちん

今日僕は彼らの音響を担当する際今までやってなかったことを試してみた それはボーカル「さっちん」のマイクをいつものSHURE SM-58ではなく SM-57βにしてみたのだ

・・・というのは彼女のクセなんだけど歌うときにマイクのon/offが烈しい それは歌っているときにエキサイトすると仕方ないことなんだけど、58マイクはボーカルやってる人なら知ってるかと思うが「近接効果」といってマイクへの距離と音圧の変化が烈しい そこでそれがわりと少ない57βを使ってみた このマイクってけっこう女性ボーカルの人が使ってるので「どうかな」と思って試してみた

結果はすごく良かった いつもよりこもる感じが無かったし彼女の声もすっきりと高音部が抜けて聞こえた これでいこう!

そして(僕の話ばかりになってしまったじゃないか)2人の演奏は今日もオリジナルに鵡k上の曲に日本語の歌詞をつけるという彼ら特有のスタイルに今日は一味変えて英語の歌詞をそのまま・・・というのもやってくれた いつも新鮮なネタを用意してくる彼らには頭が下がる
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3番目に登場したのは ミノルBグッドsolo

最近の彼のライブはまたソロが多くなってきた バンドもノリが良くていいんだけど、彼のソロのときの柔軟性とフットワークの軽さはやっぱりすごいのだアコギ1本でもロックスピリッツはそのままだ

今日は今まで使っていたGIBSONのアコギではなくテレキャスターを持ってきた

このサウンドが彼の弾き語りスタイルに一番合っている・・・今日聴いてて僕はそう思えた

フットワークの軽さとこのギターの持ってる乾いて軽い感じがとても似合ってる

今日はステージの最初にまとめてMCをやったあとはずうっと曲をつなげて・・・しっとりからノリノリまで・・・ミノルワールドをたっぷりと見せていた
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そして今日最後の演奏者は MΛNTRΛ
ミ ヌマ(g)シラコ(per)じゃいあん(b) この「鉄板」な3人の演奏はとても洗練されてジェントリーなのに聴いてるとなんか身体が動いてきてしまう 今日じゃいあんのMCでこのMΛNTRΛという名前の意味が「ことば」だということを知った(知らなかったのかよ)

そういえばまったくのインストユニットなのに彼らの演奏サウンドはまるで言葉で語りかけてくるように聞こえてくる

いつも小粋な選曲をしてくる彼らだが、懐かしい80年代のあのポップス曲やエリントンンの「Take the A Train」を挿入した曲そか・・・そして最後に演奏した「Caravan」全体の演奏も良かったがとくにシラコのパーカッションソロ・・・聴いてるほうの血が沸騰しそうになったよ

今日も素敵な演奏を聴かせてくれた4組 そしてその演奏を見た亜郎がここで一句

「冬の来る X電車が また来るよ」・・・・ウーンいい句・・・なのか?
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高円寺ライブハウス ペンギンハウス


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