その切れ味は    5日

三日のお休みをもらって八ヶ岳の家に帰ってきた009

お天気はすごく良かった しかし・・・寒い!

午前10時の気温がマイナス5度の清里・・・50%オフのセールがあちこちで行われる そういうセールがあるのだ!

さて、戻ってきて最初の今夜5日(金) ペンギンハウスライブはいきなり超ヘビー級の激突ライブだった

最初の演奏者は東京セッションのメンバーマツイ(g)とヤマグチ(ds)が組むインプロユニット ジ・アナトミアズ

その規則的リズムの上から発せられる予測不能な演奏は聴く者を未体験の世界へ連れてゆく

ドラムの「パーすけ」ことヤマグチはタイトでシンプルながらものすごく裾野の広いそして谷間の深いドラミングを見せる そのドラムに呼応するマツイは常に柔らかい音なのだけどその切れ味は鋭いのだ 笹の葉で切りつけられるようなそんなギターは最初はさやさやと、やがて大波を打つように揺れ動く
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2番目の演奏者はハラ☆タカシ(g)、大橋とおる(b)、福島紀明(ds)のインプロ系インストトリ DBS3

彼等の演奏もつねに重量感とドライブ感とそして切れ味の鋭い音なのだが、今日はそれがさらに・・・特にハラのギターの切れ味はまるで研ぎたての和包丁のような光を発していた

それは演奏直前に彼のリクエストに応えて「BOGNER」のアンプを出したこともあるのだけど、やはり先日トラックダウン~マスタリングの作業を終えたという彼等のライブ盤(ペンギンハウスでだ)の制作作業を終えたばかりだというのもあると思う 今日のハラギターはそれこそすぱっと切れる鮮やかさがあった
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そして3番目は今日の一番山場を当然生み出す予感をさせながら登場したg,b,ds のインプロインストユニット マグマトロン

まだペンギンハウスへの出演暦は浅いのだけど、最所に登場したときからその激烈であまりにもフリーな演奏で聴く者の度肝を抜いてきた

そして今日もいきなり開始と同時にマックスまで一気に上り詰めるような迫力・・・それはまるで「石斧」のよう・・・石斧というと「あんなもので切れるのか?」と疑問を抱かれると思うが、以前僕自身が長野の「井戸尻考古館」で体験したそれは恐ろしいほどの切れ味で、丸太があっという間に真っ二つになるのだ!
そしてそれぞれのメンバーが管楽器も吹くという技を持ちその演奏は実にダイナミックでスリリング 今日もドラムの持ってきた不思議なプラスチックの「クラリネット?」・・・明らかに玩具なのだがおそるべき殺傷力を見せていた マグマトロン恐るべし!
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この人に「切れ味」なんて言うのもおこがましい もうそんなところはとっくに超えたところに彼のピアノが存在している 孤 高のピアニスト 石田幹雄
彼がピアノに向かう・・・前板を外した剥き出しのハンマーが並ぶ・・・そこに今まで現れたことのない世界の扉が開こう としている 一切の迷いはなく彼はそこに飛び込む その演奏者の音と動きに合わせるようにピアノがまるで痙攣するように・・・ハンマーの動きがもう尋常ではない

思わず思ってしまう 「ピアノ・・・大丈夫か?」 さすがにこの楽器って丈夫だなあ・・・その楽器から持っているものすべてを絞り出す石田幹雄 まるで修行僧のような面持ちで・・・その演奏は本当にあっという間に終ってしまう もう40分が経とうとしてるのに
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高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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