「今日は雨だな・・・」誰しもそう思ってただろう 僕も昨日の夜になるまではそう思ってた
「修子マジック」といううそのような本当の話がある なぜか仲田修子がライブとかのイベントをやるときはお天気が良くなる・・・というエピソードがあまりにも多くて・・・確か前の冬だったが、天気予報では「東京地方は雪、それもかなり積もる」・・・という予報はみごとに外れ雪は一粒も降らなかった・・・そういうこともあった
そして今夜・・・やはり修子マジックは存在した 空模様は曇り・・・雨は?・・・降らない!おお
その中、夏を前にした仲田修子ライブは始まった
今日はいつもの「オープニングアクト」というスタイルではなく「対バン」というスタイル
そして最初に登場したのはペンギンハウスでもすっかりお馴染みの弾語りシンガー・・・全国をギター1本抱えて周っているベテランシンガーの寺田町だ
おなじみの使い込んだガットギターを抱え黒い衣装でステージにあがる いつものように口に音叉を咥えチューニング・・・「ポーン」という音が会場に聞こえてくる・・・その緊張感・・・すでにもう演奏は始まっているのだ 客席は固唾をのんでその様子を凝視する
そしてマイクの前に立つとぐわっと一気に空気を自分の懐に抱え込むように演奏が始まる
もう本当に「寺田町ワールド」全開だ おまけに僕は今日は目の前で観ている すごい迫力だ!
気合なんてものじゃ生易しい・・・存在そのままが今むき出しで客席に自身をさらけ出す
あらためて思った・・・すごいシンガーだなあ・・・そして嬉しいことに最後にわざわざ僕の名前まで持ち出してくれてそして歌ってくれたのが「名も無き街角で俺たちは名も無き者として出会った」
いい曲・・・そして最初から最後まで・・・素晴らしいステージを見せてくれた
さて、今度は我々仲田修子バンドの登場だ メンバーは仲田修子(vo)、ジミー矢島(ag)、瀬山研二(ds)、有海治雄(eg)、安威俊輔(b)といういつもの顔ぶれに今回もゲストで大濱吾朗(harp)が参加
ただ今日はいつもとちょっと違う趣向で始まった 題して「修子5番勝負」
バンドでいっせいに演奏すろのではなくそれぞれのメンバー一人一人と修子がDUOで演奏するというスタイル
まず最初は僕ジミー矢島のギターだけで「地下の酒場」
2番目はベースの安威俊輔と「一週間」
3番目は大濱吾朗のハープだけで有名なスピリチュアル曲「Swing low Sweet chariot」
思わず客席から手拍子が沸き起こる 僕も袖でストンプしながら一緒に歌っていたよ
4番目は有海治雄のギターで「世が明けるまでに」 僕らメンバーの中でも一番最初から修子と組んでいた有海・・・さすがに息がぴったり
そして最後は瀬山研二のダラブッカから始まるバンド編成での「ジャッカルとアラビア人」 この曲、ファンが多い曲だ
休憩を挟んで第二部・・・最初はインスト ここは大濱吾朗をメインに「リトル・ウォルター」の名曲ブルースの「JUKE」を・・・いやあ、今回はペンギンハウスでは初めての吾朗のアンプリファイアードハープをたっぷりと・・・盛り上がったのだ!
それから修子が登場 最初の曲は久しぶりの「その気になってさ」 ここでも吾朗が大活躍 ブロウハープが全開だ そして「地下鉄ブギ」
ここで吾朗が下がりオリジナルメンバーで4ビートが小粋な「東京行進曲~Sing Sing Sing」それぞれのメンバーのソロ回しもあって そして前のときに誰かが「俺も行きたい!」と叫んでいた「国立第七養老院」 ロッキンな「ワーキングブギ」 そして最後はもう大定番の「シンデレラのお姉さん」
アンコールに応えてこれももうすっかりお馴染みになった「高円寺オンマイマインド」
そしていよいよ最後の最後 ここで再び大濱吾朗をステージに呼び「ミーアンドボビーマギー」
それでも納まらない今日の客席・・・もうぎっしりのフルハウス・・・最後は修子のアカペラで「佐渡おけさ」
いやあ、もう梅雨空なんてどこかに吹き飛んでしまったようなこの夜
皆さん楽しんでくれましたか? 本当にいつもありがとうございます!
次回は暑い夏が終わった10月の29日(土) なんとあの関西のスーパーロックバンドの「モンスターロシモフ」とのがっぷり四つの対バンですぞ~! どうぞよろしくお願いしますね
さあ~、もう呑むぞおおお~!!
高円寺ライブハウス ペンギンハウス