いやあ、今日もいいお天気だ 一昨日の仲田修子ライブ、応援に来てくださった方・・・心だけでも送ってくれた方・・・みなさん有難うございました いいライブだった!そう胸張って言えるのが嬉しいなあ
今日27日(月)のペンギンハウスライブ 最初の演奏者は コイズミツトム
もうずうっと長いこと毎月ここペンギンハウスに出演し続けてくれているシンガーだ
彼の弾くYAMAHAのギターは特徴のある音がする なんていうか「ボコン・ボコン」というような・・・篭っているっていうのじゃないけどエッジの尖ったところをほとんど出さないその音が彼の音楽にとても似合ってる気がする これからやってくる季節を歌いこんだような「ハードレイン」とか「スロウ」などという曲も彼らしい造りで出来ている ゆったりやっているように見せて実はとてもダンサブルなところに彼の音楽は居る それは時々ここでも出演している彼のユニット「E.S.S」の演奏を聴けばすぐわかる そうしてコイズミの持ち味がたっぷりと凝縮された「RADIO」・・・ついついこちらの身体が踊りだす
2番目に登場するのはギター弾き語りシンガー Privatemonk
「Privatemonks」というブルースバンドもやりつつソロではブルースにこだわらず幅広いスタイルでのオリジナルを演奏している
今日は「マディー・ウォーターズ」の「Rolling Stone」という泥臭いブルースにはじまりそこからブルース系のカバーとオリジナル(こちらは日本語)を交互に混ぜて幅広さを見せてくれる
オリジナルはけっこう内省的な奥が深い歌詞とメロディーだ こういう2通りの表現世界を持つシンガーもなかなか居ない ともするとどちらかだけになってしまうのが多いけど 彼にはそれが見事に化合されたものがある
3番目の演奏者・・・前の出演者とみごとに重なってそして自分の世界に持っていく 大濱吾朗
つい先日、仲田修子ライブで素晴らしいハーププレイを見せてくれた彼・・・今日もそのハープから始まる サニーボーイ・ウィリアムソンが得意にしていたロウキーのハープと普通のハープを使い分けるパフォーマンス 彼のライブの導入部分はいつもここからはじまる
そしてそこからピアノに移動しハープを吹きながらピアノを弾く ここは普通はブルースだろうと思うとやる曲は「MISTY」・・・もろジャズのスタンダードナンバーだ
センターに戻りギターを抱えここからはギターの弾語りだ おっ!今日はギターの音が何か違う!
それには訳があって実は今までコンパウンド弦を張ってた彼が今回は普通のスチール弦、それも僕が使ってるのと同じ「フォスファーブロンズ」という弦に切り替えたのだ
その分ギターの音の重量感と抜けの良さがものすごく強くなった 弾く手はタイヘンなのだけど矢張りこれがいいなあ・・・今日の彼の演奏は本当に素晴らしかった
そして彼の作る歌の歌詞がまたいいのだ 「見つめないで/目をそらさないで」なんてなかなか書ける歌詞じゃないよなあ~
そして今日最後に登場したのはやはり弾語りシンガー ウエクサユウジ
バンドもやっている彼だが僕は彼の弾語りのスタイルが好きだ 勢いのあるロック色の強い曲でもバラードでも・・・彼の歌はどんなに強い調子で歌われてもまるで囁いているような感触があるのだ
聴いてると心が温かくなってくるのだ 「カッパのうた」も「顔のない猫」にも彼の優しさが溢れている
そして最後はなんと大濱吾朗をステージに呼び出してブルーススタイルの曲を・・・なんかまた盛り上がっちゃったなあ・・・なんだかんだ言ってしっかり自分の世界に持ってっちゃう
ウエクサユウジも・・・只者じゃないのだ
高円寺ライブハウス ペンギンハウス