さあ、7月最後の週末だ! 夏休みも始まってる今日30日(土) ペンギンハウスライブは4組・・・これがまたどれも個性の強いバンドばかりで
最初の演奏者は今日が2回目の登場になる vo , g , wb , ds の4人編成の シツレイキャッツ
名前を見て「ぴ~ん」ときた方・・・正解!なんとなんと、あの「ストレイキャッツ」のスタイルそのままで ギターはグレッチだしウッドベースはバチバチスラップかけるしドラムは立って叩くし・・・そこにまた若き日のブライアンそっくりに盛り上がったリーゼントヘアーでステージに立つボーカル・・・さあさあ、ロカビリーだ! ・・・と思ってると何と歌うのは日本の昔懐かしい歌謡曲! これがまたみごとに融合している MCも含めたステージングも・・・最高にのせて楽しませてくれるバンドだった
そして何と「色物対決」になってしまった(笑) いやいや、そんなことはないのだよ!
2番目に登場するのはペンギンハウスでもすっかりお馴染みになってる g/vo , b, ds のトリオロックバンド 9413
「色物」とカテゴリー分けしてはいけないね 彼らはまっとうなパワフルで素敵なR&Rバンドだし、曲もけっこう真面目な内容なのだが・・・それはボーカルのアツシのMCが演芸寄りになってしまってるからなのかな? 今日も「アメリカではポケットモンスターと言うと○○のことになる」などという下ネタもかましながら時々曲もやる(笑)・・・いやいや、ちゃんと演奏してましたよ
実は今ペンギンハウスに出ているバンドの中でも僕はかなりいいところに居ると思っている まず楽しませる・・・そのことに本当に一生懸命な彼らの姿勢が好きだね
さて、3番目に登場するこのバンドは決して「色物」ではない むしろ物凄く硬派なハードコアなインプロインストバンド・・・それが マグマトロン
基本はg,b,dsという編成でその演奏は本当に火花どころか本当にマグマが噴出すようなおそるべきエネルギーと爆発力を持っている
・・・なのにこのバンドの演奏を見ているとなぜか思わず笑ってしまうところがあるのだ
それは特にそれぞれのメンバーが持ち楽器を持ち替えるときに起きる ギターはアルトサックスに、ベースはバスクラリネットに、ドラムはいつも怪しげなプラスチックの管楽器に・・・
彼らはいつも真剣に演奏する その真剣さがもう堤防を突き破ってなんだか笑えてしまうような反応を聴き手に起こさせる こんなインプロバンドも滅多に居ない・・・そう思う
そして最後に登場したのは、これはもう本当に王道を行くような素晴らしいロックトリオ 新城ヒデキ&トラブルメーカーズ
ギタリスト新城と佐藤びとく(b)海老沢修一(ds)のトリオユニット もう1人1人が物凄くポテンシャルの高い演奏をするだけでなくこの3人のコンビネーションがまたいつも最高で気持ちがいいんだよなあ~ 本当にこれぞトリという演奏をたっぷり見せてくれた
熱演のあまり途中でギターの弦が切れた新城 その弦の張り替えの間にすかざずビトクとエビチャンが即興でインストを・・・これがまた素晴らしかった!
本当に素晴らしいバンドばかりの異種格闘技大会だった今夜のペンギンハウス・・・いい試合だった!
高円寺ライブハウス ペンギンハウス