そうそう、リオデジャネイロでオリンピックがスタートした今日6日(土)・・・日本は72年前のこの日が「広島原爆」の日だった 暑い・・・72年後の今日も日本は猛暑に包まれている
そんな今日のペンギンハウスライブは全部で3組が出演した
最初の演奏者は SHOTGUN BLADE
「青の戦士」の異名を取るギター弾き語りロッカー そのアグレッシブな歌い方を支えるのは烈しく深くボトムを持った1本のギターだけ・・・そこから撃ち出されるビートが聴く者を連射する!
普段の彼は本当に穏やかでジェントルマンだ ステージでも曲間のMCはとても丁寧な言葉使いで彼の人柄がよくわかる しかし、ギターを抱えたらもう彼はたちまちバトルモードになるのだ
戦士はしかし戦は望まない・・・彼の戦いは”愛”のために展開されているのだよね
2番目に登場したのは チカボチ
Vo,Gt,Asax,Bs,Dr の5人編成・・・だったのだが、いつの間にかsaxとkeyが加わり何と7人編成になっていた ステージ一杯に広がったメンバーたち ジャズとロックのテイストを生かした聴きやすいサウンドそのバックを得て ボーカルが気持ちいいグルーブを生むこのバン ド、女性ボーカルの声がちょっとブラックっぽい暖かい声質と歌い方・・・これは癒される!
曲はすべてオリジナルだけどいいねえ 「サザンの夜」というちょっと湘南ぽいムードを出した曲・・・後半のサンバぽいスタイル・・・いやあ、ラテンだねえ~
そして今日最後に登場したのはもうすっかりペンギンハウスでもおなじみになってる Lovin’ Cup
深尾公章(g/vo)、藤田厚史(g/vo)、乾勝彦(b)、中村憲司(ds)・・・この4人のコンビネーションは本当に素晴らしい 4人で生み出すサウンドとしてはもうこれ以上のバンドはなかなか居ないんじゃないかな
とても「大人」を感じさせる深尾公章のその深く充分に練られた曲と説得力のある歌 どの曲もしっかりと出来ていて中身がぎゅうっと詰まっている どれだけ絞ってもまだまだ後から果汁が出てくるフルーツのようで、それもたっぷりと熟している
ところで彼らがステージで決まっていつもやる曲に「消された街」というのがあるのだが、今日その曲にいく前に深尾がしきりに何度も「広島原爆」の話をしていた それはちょっとアジ演説のようになっていたが・・・彼がこの曲にこめたメッセージの意味が今日初めてわかった
それはとても重いメッセージをこめた曲だったのだね・・・そうなんだ、今日は8月6日
高円寺ライブハウス ペンギンハウス