カフカ#03

考える、ということを教えてくれたのは私の場合カフカとサドだった。

サドは澁沢竜彦へと移っていったが、カフカはずっとカフカだった。

読んでもよく判らないから考えるのだ。

何だこの世界は、と。

だから何度でも読む。

錯覚かもしれないが、読むたびに新鮮なのだ。

40年たっても私には新鮮だ。

こんな作家はいない。

(池内紀 訳が特にスバラシイ。)

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