今回この連載を始めて僕は今まで気が付かなかったことに気付かされたことがいくつかあった
そのひとつがこの人「トミー・ジョンソン」の素晴らしさだ
昔熱心にブルースばかり聴いてた頃、ミシシッピブルースというとデルタスタイルの
「サン・ハウス」→「ロバート・ジョンソン」→「マディー・ウオーターズ」「エルモア・ジェイムス」といった流れのほうばかり注目していた僕にとって彼の音楽はあまりストライクゾーンに入ってこなかった
あれから何十年も経って今聞くと本当に素晴らしい!
1曲目の「Canned Heat Blues」 そのタイトルを自分達の名前にしたのがロックバンドの「Canned Heat」
彼らはトミーの「Big Road Blues」をカバーしている
2曲目の「Cool Drink of Water Blues」は50年代に「I Asked For Water (She Gave Me Gasoline)」というタイトルで「ハウリング・ウルフ」がカバーしている
ウルフのいわゆる「howl」を彼自身はカントリーシンガーのジミーロジャースから影響を受けたと言ってるが、ジミー自体がジョンソンの影響を受けたんじゃないかと思う とにかくその後の色々なミュージシャンにジャンルを越えて影響を与えたのがこのトミー・ジョンソンというブルースマンなんじゃないかと思う
高円寺ライブハウス ペンギンハウス
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