気が乗る    24日

今日はまた寒くなった この時期にはこれが普通・・・このくりかえしをくり返しながら季節は皮を一枚ずつ脱ぐように春になっていいくわけだ

では今日24日(金)のライブレポート

ペンギンハウスライブ今日最初の演奏者はtoyosick

最近の彼のギターの音作りがいい感じになってきている 烈しいストロークもいいのだが、たとえば今日はじめて披露した「246ハイウェイ」という曲で使うアルペジオとストラミングの組み合わせなんかすごくいいなあ それにつなげて短いインストをひとつ このたおやかな漢字の音がまた良かった

いつものペンギンハウスライブとちょっと違うのはギターの弾き語りは今日は彼だけ

2番目に登場したのは三浦陽子+立岩潤三
今日は「雪結晶」というユニット名を使っての登場 いつもの三浦の演奏はどちらかというと内政的な穏やかなものが多い ところが今日は中盤あたりからものすごく烈しくなっていく

こういうプレイは石田幹雄などではよくあるが、彼女のライブでは僕は初めて見た気がする

低音部の鍵盤を拳で叩く 弦を直接弾く それに呼応して立岩のドラムも烈しい

もう情念のプールが溢れ出し沸騰して枯れてしまうようなすごいプレイ・・・そして終盤ではそれがラテンぽい8ビートになっていった

3番目に登場するのは藤原愛
僕はちょっと久しぶりだったが、その久しぶりの間に今までずうっと伸ばしていた髪の毛をばっさりと短く切っていた そういえばよくこの季節くらいから坊主にしていた彼女・・・今日は久しぶりにアルバム「そこにある」からオープニングの2曲「谺/故郷」でスタート

ピアノの音圧がすごい 前後をやはり女性のすごいピアニストに挟まれて今日の彼女はいつもより気合いが入っているのかも

そうそう、アルバムといえば来月からまた新しいアルバム制作のため一ヶ月ライブ活動をお休みするという彼女 そして新曲の「毛布」をうたった曲・・・これも新しいアルバムに入るのかな? とにかく楽しみに待つことにしよう

そして今日最後の演奏者は斉藤麻莉+東郷ガンジー生志
この2人は先月に続いて2度目の登場

いきなり重厚なオルガンの音、それに呼応する東郷のドラムがすごい! その鋭く烈しいスパンキングドラムは動きを見ているとまるで剣術の居合いのような殺気が溢れている

今日の斉藤の演奏もまたそれに負けずに烈しい やっぱりミュージシャンって気が乗るとすごいことになっちゃうよなあ~

最後のあたりはもう「ゴジラ」みたいだった

今日のオムニバス動画です


高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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