仲田修子話  1

皆さんは仲田修子というシンガーをご存知だろうか

このサイトをいつも見てくれている方ならたぶん「知っている」とお答えになるだろうと思うが、初めてご覧になる方に説明しておく

仲田修子は高円寺にある老舗ライブハウス「ペンギンハウス」のオーナーでもありそして「仲田修子バンド」というバンドを率いて年に2~3回ペンギンハウスでライブ活動をしている

彼女はすごい人だ

何が「すごい」かって?

まず今の彼女の年齢をいうと 1946年生まれの現在70歳 もうすぐ71歳になる

この年齢で現在でもドラムやエレキギターの入った完全にロックスタイルのバンドをバックにライブで歌っているのだ それがどれくらいすごいことなのか・・・

今回このお話を始めるにあたって僕は今の日本で活動している彼女と同年齢あるいは歳上の女性シンガーを調べてみた すると亀淵由香(1944年)、加藤登紀子(1943年)、中尾ミエ(1946年)・・・出てくるのはこれくらい

それに上記の人たちはほとんどがアコースティック系かジャズ系のスタイルで歌っている

ロックバンドをバックに・・・というシンガーは見当たらないのだ かなり探してみたのだが本当に出てこないのだ(誰かそういう人が居て知っているならぜひ教えて下さい)

さらにこれにはもうひとつ付け加えておくべきことがある 仲田修子はこのバンドのボーカリストだということだけでなくバンドリーダーであり長年自分で曲を作り、アレンジも決め、メンバーやゲストミュージシャンを自分で集めそしてライブやそのためのリハの日程の決定やライブ告知、メンバーやスタッフへのギャラの支払いなどなどのことをすべて彼女が1人でやっていることなのだ

彼女のライブを一度でもご覧になった方はご存知だと思うが、毎回2時間以上のステージをパワフルにそしていつも客席を怒涛のような盛り上がりにしてしまうステージングの裏でものすごい努力をしているのだ

「本当にボケてるヒマなんて無いよね」 時々彼女は笑いながらそう言う

彼女がなぜこうまでしてこの年齢でライブ活動を続けているのか・・・それにはそこへ至る彼女の壮絶な人生が重なっている

これからその仲田修子の今まで生きてきた足跡をたどりながら皆さんにぜひお伝えしたいことをお話させていこうと思います とにかくすごい話が沢山出てきます ただしあまり堅苦しくならないように彼女が生きてきた時代とそのまま重なる日本の歴史のあれこれも混ぜ愉しみながら読んでいただけるように頑張りますのでこれからよろしくお願いします     2017年5月10日     著者;ジミー矢島

高円寺ライブハウス ペンギンハウス

http://penguinhouse.net/how

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