昨日6月6日は僕ジミー矢島はお休み・・・というわけでライブレポートは無し・・・そう思ってたらなんとその出演者の林良太くんが僕の代わりに書いてくれていた
素晴らしい文なので、そのまま掲載させてもらいました! 以下
6月6日は「楽器の日」、昔から芸事は6歳の6月6日から始めると上達すると言われていることから(とネットに書いてあったそのまんま)。というのは知らなかったけれど、今夜のラインナップはぴったりだったのでは?
最初に登場、toyosic。曲と曲の間、前に垂れた長い髪を後ろへ持ち上げる仕草(その音は聞こえない)。意味深な表情はゆっくりと動く口元のせい(その音ももちろん聞こえない)。動きも見逃せないのは、そんな沈黙を突き破る音が美しいから。アコースティックギターをパーカッシブに叩く音、またそのギターをアルペジオしながら同時にファルセットでイントロへ。沈黙を裏切る瞬間が美しいのである。
二番目のリトルキヨシ。約10年ぶりに現れてくれて、すぐに2回目の今夜のオファー。彼の音がこのステージにしっかりと馴染み始めているのは気のせいではないだろう。ハスキーなボーカル+エレキギター、この組み合わせで独りロックンロールショーが繰り広げられる。ステージ外の純情商店街まで歌が響きわたっていることが“馴染み”の証拠だろう(馴染むというより既に溢れているとも言える)。
三番目のレポートはちょっと置いておいて、四番目は木下徹+安威俊輔。急遽出演してくれた彼らは、エレキギター+エレキベースの歌詞のないジャズ。ライブが始まった瞬間、このコンパクトな編成デュオで、音が塊:土を心に換えれば魂、になって飛んでくる。日本語は伝わらない外国人ツーリストのお客さん(どどどと3+2=5名も!)をしっかり盛り上げていたのが印象的だった。アンコールの一曲は客も出演者も心踊る時間になっていた。
チンモクという楽器、アフレディーテという楽器、そしてカタマーリ。子供も憧れる大人の楽器が揃った一夜でした。というわけで、今夜のペンギンライブレポートは三番目に登場の、プリンス王子こと林良太が書きました。
無理やりオトして、ごオーメンなさい!!!
良太くん、ありがとう!
高円寺ライブハウス ペンギンハウス