鶏肋(けいろく)

と、いう屋号の店が閉店した。

わが家に近いので、いつか寄ってみようとして、行けずじまいになってしまった。

鶏肋とは、にわとりのアバラのことで、つまり、食うほどの値打ちはないが、

さりとて捨てるにはなんとなく惜しい気がする、といった意味だ。

こういったシャレた屋号の店ほど客は寄りつかないものだ。

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