今日は「例の日」だよね 僕も若いころは「もらった」だの「もらえなかった」・・・だのでソワソワザワザワしていた時期もあったけど今更ねえ・・・そう言ってたら今日の出演者の女性から１つもらった もらえばやっぱり嬉しいね（笑） さて、今日の出演者は「あげ」たり「もらった」りしたのだろうか
最初の出演者は義理チョコをたくさん貰ったと自慢していた泥窪だ 「義理」でも羨ましい限りだ さて、そんなゴキゲンで今日の彼の演奏はどうだったか・・・うん、ゴキゲンでした 困ったことに（笑）最近の彼のステージはけなす材料がなかなか見つからない 去年はずいぶん不安定だった演奏もなぜかすごく安定してきた 安定してくると彼の歌や声の良さが表に出てくる あとはギターくらいかなあ これも練習を重ねれば自然に上手くなってくるからねえ ガンバッてね！
次に登場したのはイケメンばかりの３人組なんで、きっと沢山貰ったんだろうなあ・・・と、勝手に想像したが・・・どうなんだろう レギュラーで出演しているBASTETだ カイラのボーカルは今日も気持ちのいいロッキンボイスだ この３人の演奏はいつも気持ちがいいのだが、僕は今日は特にドラムのヤマシタのドラミングに注目していた なんていうか、じつに歌のバッキングをよく考えた音を彼は出す たとえばカイラが歌っているあいだは決してその声を妨害しないような抑えたそれでいてすごくタイトで安定感のあるリズムを叩く だからカイラの歌の歌詞がはっきりくっきりと聴こえる それでいて、ちっとも盛り下がらない そして盛り上がるところは「ずどーん！」と盛り上げる そこらへんの「緩急」を使い分けるドラミング・・・これはいいなあ
そして、次に登場したのは男女２人ずつのvo/g ,g ,b ,ds４人編成のロックユニットthe Seekersだ 彼らの演奏はとにかく勢いがよくって鮮度がある ボーカルの女性は元気いっぱいに歌いギターを弾きジャンプする ドラムも女性だがこの人もむちゃくちゃ元気がいい もうステージから溢れ出しそうなパワーは聞いてるだけで色々なものを「貰える」感じがする あとは、バンド全体の音のまとまりなどがすっきりしてくればもっといいバンドになるだろうねえ そういう意味で今日の対バンのBASTETなんかいい刺激になったみたいだよ
「貰う」という意味では今日最後に登場した半PEKO・・・いいものをくれたなあ なだのきよしきを中心にペンギンハウスで長いこと活動を続けている彼ら、今日はスティールパンのコニシがお休みで４人編成だったが気持ちのいいステージを繰り広げてくれた 特に今日はペンギンハウスでは今まで披露したことのない旧い曲や「新曲」もあったのだがその新曲の「メガネの店長さんはマツダさんとお付き合いしたいと強く思うのです」というやたらに長いタイトルの歌はなだのきが実際にあるレコード店で目にした光景を歌っていて、お店の仕事のマニュアルを部下に教えつつ、その部下の女性に明らかに気がある店長さんの心理をまるで演劇のようなトークと歌で進めるという内容なのだが店長さん役のなだのきと女性店員役のハナコとのやりとりが本当に笑えるのだ 僕はPAをしながら腹を抱えて笑ってしまった これは面白い そして、なんとこの日は最後のアンコールにまたこの曲をやってくれたのだが、また笑ってしまったよ 今日は本当にいいものを皆が分け合ったような・・・そんな夜になった
・・・こうして高円寺ライブハウスの夜はふけていった
