もうすぐ夏?          28日

最近どうも早起きをするクセがついてしまった 隣の解体工事のこともあってか午前中、下手すると朝の8時とかにガバッ!と目が覚める そのまま寝てりゃいいのだけどつい何か考えたりしてるともう眠れなくなる

「夏至」近くのこの時期はいつもそうだ その代わり「冬至」の頃になるといつまでも起きない 前世はクマなのだろう・・・きっと

さて、今日は久々にギター担いでペンギンハウスにやってきた 前回のライブで「2軍落ち」となってしまったTAYLORをもう一辺復活させようという魂胆で・・・この前取り外したFISHMANのシングルコイルのピックアップの代りに同メーカーのハムバッカーのを取り付けてアンプにつないでみる

パッシブタイプなので出力は小さいが音が丸く少しふっくらしている これにはこのPUのほうが合っているのかも知れない 結局2時間半ほどずっとギターを弾いていた

さて、ライブの話にいこう

今日のペンギンハウスライブ最初の2組は関西からのツアーミュージシャン 最初に登場したのは男性のギター弾き語りシンガー 犬風 サラサラのロングヘアーをなびかせちょっと神経質そうな青年だが、その歌い方も本当に繊細さとダイナミズムを両方持ち合わせるミュージシャンだった

本当にやっと聴こえるかどうかの囁くような歌い方(でも、しっかり聴こえる)そこからいきなり絶叫するようなシャウトに急展開する そのときの声はちょっと忌野清志郎のような、でももっと乾いてその分鋭い一度聞いたら忘れられない声だ 1ステージを全曲つなげるような構成で彼の演奏する35分間は緊張感と陶酔感が同居していた

その次に登場したのも同じく関西からツアーでやってきた弾き語り女性シンガー とかげのわかば 彼女はここペンギンハウスには2度目の出演になる 前回聞いたときもそのちょっと演劇性を含んだようなインパクトのある演奏(うた)で僕の記憶にもはっきりと刻まれていたシンガーだが、今回はまたちょっと変貌していた

歌表現がすごく滑らかで底深い闇と官能を内包する歌姫・・・ある意味では「芸のあざとさ」みたいなものを感じさせてくれた あの演劇性にはさらに磨きがかかってたしギターもいい 個人的には僕が大好きな「ケイト・ブッシュ」にちょっと重なるような感じだった

3番目はペンギンハウスではお馴染みの弾き語りシンガー 泥窪だ 今日はドラムの柴田耕司とのユニット かなりしごかれているそうでリズムに進歩が見られたかな?

途中からはやはりペンギンハウスの出演者 別糸とも子がゲスト参加 彼女のオリジナルや泥窪のオリジナルを歌ったりハモったり・・・週末には似合う気持ちのいい演奏だった・・・かな

そして、最後の演奏者が登場 これはペンギンハウスにはかなり長いこと出演しているユニット  鼓大妄想 今まで泥窪と一緒にプレイしていた柴田耕司がそのままステージに残り ピアニストの三浦陽子が加わるとこの名前になる 普段フリーの演奏をしている三浦陽子がジャズのスタンダードやクラシックを弾くのは初めて聴いたが新鮮だった この2人が作り出す緊張感はなかなかすごい そして、最後はなんとペンマス亜郎が登場して「生半可」のステージになる  今日の最後の句

「日輪が 漂流物の 夏の河」    ライブハウスの高円寺も もうすぐ夏だねえ

高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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