陰と陽          8日

梅雨明け2日目の今日もまた夕立があった これからしばらくはこういう陽気が続くのだろうか

それにしてもペンギンハウスの出演者がリハに来る時間あたりを狙ったように降るので出演者たちは災難だ 今日はあさのおよぐが犠牲になったようだ

さて、今日最初の出演者は その あさのおよぐ だ

夏っぽいシャツと帽子で登場すると彼は今日も快調に飛ばしていた MCはほとんど入れずに次々と曲を進める 体力がなきゃできない技だが、すごいね それにしても最近彼のギターが上手くなったなあ Epiphone のギターもすっかりおよぐサウンドになってきたねえ しょっぱな、明るくパンキッシュに・・・およぐの幕開けだ 海開きももうすぐだ

2番目の出演者は大阪からはるばるやってきたソロシンガー パイプライン1号 てっきりバンドだと思ってたらアコギの弾き語り なんだか大人しくて物静かな青年だったがいざ本番になると豹変した

なんていうか、不思議な表現法を持ったシンガーだが暗くパンキッシュでペンギンハウスにこれだけ個性豊かなソロシンガーが沢山いるのにその誰にも似てない ギターもすごく上手いのだがどこから来たのか出所がわからないスタイルだ そうだねえ、真夏の夜のホタルみたいかなあ

このあとは女性シンガーが続く しかも2人とも去年の春の「女の独唱パンク」で初登場した同士だ その1人目はギター弾き語りの ハルミ とても小柄な女性だが、なんと言ってもパワフルで明るいシンガーだ ど派手なステージ衣装に頭に髪飾りをつけてニコニコしながらもう全身で弾けるように歌う どことなくジャニスを思い浮かべるその声は空高く舞い上がっていきそうだ そうだねえ・・・やっぱり山梨の名所になってるひまわり畑みたいだなあ・・・真昼だねえ

そして、「独パン」2人目は対照的に夜のイメージ・・・・というより「陰」だなあ ピアノ弾き語りの藤原愛は衣装もお馴染み真っ黒の打ち掛け 髪の毛は金色に輝いてるけどね(笑) 本人もこう言ってたよ「まるでいいお天気のような皆さんのあとに出てきた私は”嵐”です」・・・と 「私は嵐が大好きです」とも

そして、嵐のようなステージは今夜もペンギンハウスに吹きまくっていた いやいや、そうじゃない こんなに「静かな」ステージもなかなかないのだ ぴーんと張り詰めた緊張感が店中に満ちる 誰もがまるで「金縛り」にあったようにステージを凝視している 夏の夜話・・・怪談もいいかも知れないね

高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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