今日のライブの出演者は3組
しかし・・・これだけバラエティーに富んだというより「飛んだ」組み合わせもなかなかない
高円寺にライブハウス数あれど・・・こんなブッキングするのはペンギンハウスならでは?
最初の演奏者は 田中彰己 ギター弾き語りの彼のスタイルはたとえば「パンク」なんていう枠にくくろうとするとちょっと違うんじゃないかと思う とにかくその歌は「優しさ」で出来上がってるんじゃないかな
優しさってべつにネコ撫で声で「愛してるよ」・・・と囁くだけじゃないよね 大声でノドが張り裂けるように叫ぶ彼の歌はいつも傷だらけで羽根が折れて泥まみれの天使のようだ
そして2番目は・・・まったく違う世界だ まずマイク1本だけ立っていたステージにドラムセット、ベースアンプ、ギターアンプ、マイクが・・・ええと何本だ?
とにかくフルバンドセットだ ところがこれがリハなしときてる おまけにセッティングが終わるやもう本番が始まる・・・おいおいおい まだ サウンドチェックもしてないのよ(笑)
そういうムチャぶりを平気でしてくれるのはもうペンギンハウスでもサイコウにアッパーなバンド
GoGoマーチャンズ だ
PAの私としてはまあタイヘンなわけですが・・・え?リバーブもう少し浅めがいいの?サックスは深めね・・・はいはい ばたばたしてるうちになんとかバランスも取れて・・・さああどうだ!
・・・おっ!今日のマーチャズ いいね! すごいバンドとしてのサウンドがタイトで g ,b ,ds ,saxだけの編成なのにすごく音の厚みがある タイヘンな人たち(笑)だけど、このサウンドいいわ!
リーダーのマサキチが今までの「コ・マーチャンズ」から元の「GoGoマーチャンズ」に戻した理由がよくわかった そのサウンドに乗ってマサキチも実に伸び伸びと楽しそうに歌う
そのムードに客席が巻き込まれないわけがない・・・もうすごい盛り上がりだ GoGo・・・か
さて、出演者が入れ替わる そしてセッティングも ドラムセット、ベースアンプ、ギターアンプも片付けて・・・ステージにはマイクが2本、あとはアコギ用のラインが2本だけになる
そして客席もすっかり入れ替わる・・・かなり・・・掃けた(笑)
空気も一気に入れ替わる ステージに登場するのはいかにも怪しげな2人組だ
ステージの上でなにやらゴニョゴニョと打ち合わせをし、ニヤリと笑うと演奏が始まる
その出だしの音は文字で現すと「ゴソゴソ・・・シャリシャリ・・・」てな感じかな まるでゴキブリが羽を擦り合わせるような・・・怪しい、怪しいぞ! 次第に音は悪夢のようにだんだんでかくなる
それはとてもアコギからとは思えないようなアグレッシブでヘビーなロックサウンド
そしてボーカルが呻きながらだんだんとそれが叫びに変わる・・・ウギャア~~~~!!
そんな感じで 東京セッション のライブは進んでゆく 今日の彼らもすごかったなあ
しかし・・・こんなにすっ飛んだライブも久しぶりだなあ いやあなんだか勉強になりました・・・よ
高円寺ライブハウス ペンギンハウス