今日は平日・・・なのに出演はなんと５対バン！ どうなってんだ～ と喚いてもしょうがない
まあ、最初はこのユニットだからってのもあるが 今日１番手は 生半可 ペンギンハウスマスター亜郎の”俳句ユニット”だ 今日のメンバーは”まきょと”ことひひひのひ（g）そして柴田耕司（ds）だ
あれ、もしかしてこの組み合わせって初めて？・・・かもしれない
この２人の音の組み合わせ・・・これは面白かった かなり濃度の濃い音の応酬・・・そのサウンドの雄夏に応酬すべく今日の亜郎の俳句はなんか”絶叫するような激しさがあった
勿論俳句自体のレベルもあるが、ボイスの迫力がよかった これは”声のフリージャズ”みたいだ
そして２番目 ソロ弾き語りの 山田宏樹 だ
ギターを抱えてステージに座る この居住いがなんか涼しげでいいなあ 彼の歌うラブソングも決して”欲情しない”このクールなところが彼らしい
ギターもクールでいい音なんだなあ 使ってるピックアップが僕のと同じ「L.R.BAGGS Anthem」なんだよなあ このピックアップ、やっぱりいいなあ そのギターの”らしさ”がそのまま出る感じ
もちろん彼の弾き方もあるのだよね とてもコントロールの効いたサウンドを生み出す
そして３番目はユニット 名前はYellow SUN という ご存じない方に説明すると 泥窪（vo/g）と柴田耕司（ds）・・・そう言えばこのブログをずっと読んでいる方なら「あ～あ」と思うだろう このペンギンハウスではもうずっと出演している２人である
でも、彼らの演奏は久しぶり と言うのも夏前からしばらくライブをお休みしていたからで、今月の９日にも出演したのだが僕はお休みしていたので本当に久しぶりにお目にかかる
さて、久し振りに”目撃”した彼らの演奏だが一言で言って「よかった」
何がって、まずステージングがすごくタイトで引き締って流れがすごくいい 曲間にほとんどMCを入れずにどんどん進む 緊張感が途切れずにずうっと・・・今までの泥窪にはあまりなかった感じだ 「恋してカラムーチョ」や「泥棒」などのお馴染みの曲も今日はアレンジがかなり変わっていた
僕ははじめて聞いた「パンクロックの犬」って曲 よかったな 久しぶりなもんで、一杯ほめちゃった（笑）
４番目はやはりデュオ にっちとぼっつ だ 今日の彼らはなんか気合いが入ってたなあ
リードボーカルのリサの体調がよかったからかも知れないが”和製ロック”という言葉じゃ軽すぎるなあ なんだろう・・・彼らの作り出している音楽は「ロック」というものにまた新しい扉が開きつつあるような気がする
それと、今回彼らのサウンドが少し変わった それはリサのギターがFenderの”ムスタング”に変わったからだ 今までのギターは「ハムバッキングタイプ」だったこともあって音色のマッチングが難しかった それが北村と同じFenderで「シングルコイル」だということで音色がすごく自然に混ざり合う それにこのムスタング、低音の締まりがすごくよくっていい音だ ビジュアル的にもリサに似合ってるなあ・・・よかったね！
そして最後もデュオだ Rounge Firm は男女のアコ－スティック・・・主にボサノバが演奏の中心だがその”芸域”の広さはなかなか無いんだなあ
選曲も面白い 「スライ＆ファミリーストーン」の曲をやったかと思ったらギターのケビンお得意の「ギャロッピング奏法」を駆使した「キャラバン」そして今日初めて披露してくれた「Chinatoun my Chinatown」という曲・・・素晴らしいギャロッピング、これは・・・なんとなく想像はついたが終了後カレラに訊いてみたら矢張り「チェット・アトキンス」の曲だった！
前回のとき僕が「こういうの好きだ」と言ったらそれに応えてくれたそうだ 有難い！ それにしても”ケビン”というギタリストはすごいなあ・・・次回も”何か”やってくれるそうだから 楽しみだ～
勿論本域のボサノバは素敵なことは言うまでもない ５組とちょっと多かった今日のライブだけど、フルコースで美味しいもの一杯食べれてよかった ホント”お得だ～！
高円寺ライブハウス ペンギンハウス
