虹の蛇           20日

古代マヤ暦によると世界の歴史はなんでもこの12月21日~23日のあいだで終わることになっているらしい すると、ペンギンハウス日記も今日が最後か?・・・まあ何年前かの「ノストラダムスの予言」と同じだったらいいけどね でも、大地震や原発の事故や自民党の大勝利や・・・世も末な状況ではあるよね まあ、あまり暗いことを考えてもしょうがないか
じゃあ、今日のライブレポートにいくね 今日最初の演奏者はSHOTGUN BLADE はっきりとは数えてないけどもしかしたら今年一番多くペンギンハウスに出演したんじゃないかと感じる その彼も今日を入れて年内はあと2回 そんな勘定や噂も彼にはカンケイないようで、今日もいつもと同じように演奏のセッティングをすると歌いだす そうそう、今日見ていてつくづく彼のギターのストロークに込める思い入れを感じる 極太の弦を極厚のピックで思い切り鋭く振り抜くように弾く そのサウンドは乾いていて重量感がある あの「ドンドロドロドロドロ・・・」というイントロを聴くと最近はなぜか安心する そして、歌はつねに尖ってアグレッシブ こういうスタイルをずうっと追求し続ける彼はこの先も同じスタイルでここに立ち続けるのだろう それにしても・・・すごい顔だ(笑)

そして、2番目はたゆたう 比較的年齢の若い彼らは最近メンバーチェンジをした というかドラムが抜けて編成も少し変わった 今日はその後の2回目の出演だが前回は僕が休んでいたので僕にとっては初めて キーボード、ベースはほぼ変わらないがギターがエレキからガットに変わり全体的にアコースティックな音になっていた そのサウンドだとボーカルのコサカナオコの声や歌の歌詞がさらにくっきりと聴いてる方に伝わってくるような感じで、僕はこちらの編成の方がいいと思った今日はわりとJAZZっぽい曲を(ベースも途中2曲はウッドに持ち替え)演奏したが、いい味出てた

さて、3番目はこれもペンギンハウスじゃ常連の宇宙人だ 今日はg,b,dsのトリオでの出演 毎度もうお馴染みになっている「われわれは宇宙人です 地球のロックを勉強に来ています」というMCから曲は軽快でドライブ(操縦か)感満載の歯切れのいいインストへ・・・相変わらずちょっとエッチな「ノーブラロック」などの曲が続く途中リーダーのギターの弦が切れるというアクシデントもあったがそんなことは微塵も感じさせないような熱演で今年最後の「地球侵略」も大成功だった

そして、次のバンドの登場はそれまでポップでちょっと浮遊するような空気でUFOにさらわれそうになった気分を今度は地下まで持っていってしまいそうになる 「われわれは地球人です」そんなジョークの効いたMCで登場したのは2人組のピーフランだ このベースがいないのにも関らずむちゃくちゃボトムの低い音を出す彼らの演奏はまるで暗い虚空の中から音を掬い出すような感じで「僕らの演奏にはアッパーなところがまったくないですから」とボーカルのミヤゾノが言うとおり限りなく深いダークサイドに僕らを引きずり込む それはまるで夢の中に居るようでもありこの爆音を聞いてるとなんだか気持ちよくそして・・・眠くなってくる そして、最後に彼らが演奏した曲 これは僕が一番好きな曲だ 「虹の蛇」がくねくねと僕の脳の中を駆け巡ってゆく

・・・こうして高円寺ライブハウスの夜はふけていった・・・

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