今日のペンギンハウス 最初の演奏者は今日がペンギンハウス初登場のシンガーソングライター トモクロウ だ いやあ、僕はこの名前をすっかり男性だと思い込んでいた というのも音源を聞かされてなかったので・・・
ギターを抱えてやってきた人物を見て「おや?」っと思った
えらく小柄で華奢な・・・声を聞いてはじめてわかった とてもボーイッシュだが女性だった! いやあこれはやられた
聞いたら向こうの女性シンガー「シェリル・クロウ」が大好きでその「クロウ」をいただいたのだそうだ そういうわけでギターもシェリルと同じGibson Southern Jumbo・・・このスクエアーショルダーにハミングバードと同じ形のピックガードのついたギター・・・懐かしい!僕も昔まったく同じものを持っていた(だから何だ?)
さて、彼女の演奏だがやはりシェリルに影響されただけあってちょっと鼻にかかったカントリーっぽい歌い方はパワフルでパンチがある うんと深いところからビートを引っ張り出してくるような歌い方がいいなあ 最後には彼女をここに紹介したBASTETのカイラのオリジナル「ラブソング」
トモクロウバージョンもよかったなあ・・・あらためていい曲だねえ
ところで、前のトモクロウがMCで「私は引き篭もりになったことがあるのですが・・・」という話を引き継ぐように次に登場したのは コーヘイフジノ だ
もちろん彼の歌う曲にはそういったテーマがどしどし出てくるよね 最初彼の演奏を聴いたとき「なんて暗いやつなんだろう」と思ったものだが、そういった引き篭もりの話もしつつ彼の作風はそういうところから出発しながら少しずつ違う面も模索しているようだ
もっと明るく前向きに絶望しよう・・・そういってるのかな? 「ポンコツ音頭」を聴いてるとこちらまでそんな気分になってくる
そして今日最後に演奏した新曲・・・本人は「ちょっと藤原愛を意識した」と言ってたが・・・いい曲だった
3番目に登場するのはペンギンハウスには2度目の登場のピアノ弾き語りの 夜子 だ
モノトーンの衣装に真っ赤な髪飾りが薄暗闇に浮き上がるようで・・・まさに夜の子だね
人間のしがらみや男女のもつれ合いなどをその重みのあるピアノサウンドにのせて切なくちょっと哀しげに歌う彼女の歌世界はいつもの日常とはちょっと違う世界に連れてってくれる
その演奏と曲間になんともトボケたようなちょっと「天然?」という感じのMCが加わって独特なものが出来上がる・・・そんな彼女も「引き篭もって」いた時期があるそうで・・・みんなそうなんだね(笑) そして最後に演奏した僕の耳が痛くなる曲「シンガーソングライターはおよしよ」・・・いやあ、名曲だなあ
そういえば僕にも「引き篭もって」いた時期があった ただ、それは家の中ではなく山の中だった
八ヶ岳に引っ越したばかりの当時、なんだか「人間嫌い」になってた僕はヒマさえあれば山の中に入って一日過ごしていたのだ・・・まる一日誰にも会わず・・・これって引き篭もりだよね(笑)
さて、この人は引き篭もることがあるのだろうか いつものように真っ黒の羽織と衣装に身を包みステージに現れたのは 藤原愛 最近は髪の毛まで真っ黒にななってまさに「黒い女」だ
そして1曲目・・・お!このイントロは・・・あの曲 「こだま」だ!
いやあ、この数日どれだけ彼女の演奏を聴いたことか・・・ちょうど今日、そのトラックダウンの作業が終わってマスター音源を渡して・・・僕の頭の中は藤原愛の音が充満している(笑)
しかし、今日はその聴き馴染んだ曲だけではなかった 最近ここでやるようになった曲や多分初めてやる曲や・・・レコーディング作業が終わってすでに彼女は「次を」見据えているようだ
いやあ、そういえばこのところ僕もすっかり「引き篭も」ってレコーディング作業に没頭していた
明日あたりちょっと出かけてみようか・・・近所の公園にでも そろそろ東京も冬景色になってきた
高円寺ライブハウス ペンギンハウス