酒ならそこにある      20日

昨日の夕方からの雨がまだずうっと降り続けてなかなか止まない おまけに今日の東京は寒い 3連休前の金曜日ということで都内の道路は大渋滞・・・リハに間に合わない出演者も・・・そんなごったごったした師走のもう下旬・・・こんな夜にライブハウスに来ようなんて奇特な方は・・・本当に素晴らしい人だ! でも、今日のライブならきっと喜んでもらえたと思うよ

今日最初の演奏者は ひひひのひ なんだか久しぶりのような気がするのは僕だけ? ことところ体調を崩して寝込んでいた・・・などという話も聞いてたのでちょっと心配してたが、今日は元気な姿で登場 そして、今夜の彼は沢山の新曲をひっさげて登場した 4曲ぐらいあったかな・・・聴きながら感じたのは今まで「ギタリスト」としての面が大きかった彼の演奏が少し楽曲と歌ものに比重が増えてきてるなあ・・・もしかしたら「にっちとぼっつ」をやってきた経験からちょっと化学変化が起きているのかもね

でもやはりギターの”キレ”具合は相変わらずすごい!誰かが「フランク・ザッパみたい」と言ってたが・・・本当だ

2番目の演奏者は 木下徹&安威俊輔 それぞれギターとベースの業師の2人がちょっと力を抜いて楽しく聴きやすいスタンダードナンバーなどを演奏するというコンセプトで組んで今日は2回目のステージ ゲストに竹内信次(Mandolin)を加えての演奏はジャズのスタンダードナンバーが中心でアコースティックなスイング感がすごく気持ちいい いやあいいねえ 木下徹は年内は今日が最後 また来年も刺激的で楽しい演奏をいっぱい聴かせてもらいたいねえ 安威くんは28日の半バナナと30日のPAN-Tが残ってる あとひと頑張り・・・よろしく!

3番目の演奏者は g/vo , b , dsのトリオ 吐息 だ

今年ベースのジョニーが参加してこのユニットもほぼ月1回のペースでここに出演してくれているが、ボーカルギターのコウノの独特のスィートな声とねっとりした歌い方は独特な世界を作り出す ペンギンハウスの出演者はどちらかといえば「硬派」というか「辛口」なスタイルなものが多いが、その中で本当に気持ちのいい「甘さ」を持ったバンドサウンド この甘さはたとえばメイプルシロップみたいに「大人向け」という感じがする 来年もまた気持ちのいい演奏を聴かせてほしいものだ

そして今日最後の演奏者は 藤原愛 だ 今日の僕の「日記」のほうでも触れたが彼女の新しいCD「そこにある」が今日完成して入庫した これは僕が録音を担当させてもらってまあペンギンハウス発という感じなので嬉しいもんだ

それもあって今日の愛はテンションが上がってる そして今日はいつもの演奏に加えてスペシャルなメニューがあった 吐息のコウノとジョニーがそれぞれギターで彼女の「谺(こだま)」と「さわりたい」に参加した これがまた実にいいコラボだったねえ・・・今年もいよいよ押し詰まってペンギンハウスの出演者にもちょっとスペシャルな気分が沸きあがってるみたいだねえ

もうすぐクリスマスだし正月だし・・・いやあ、今日のライブは長かった(笑)そろそろエネルギーが切れ掛かった僕に藤原愛の歌が優しく囁く 「酒なら・・・そこに ある」

ライブが終わったのがなんと11時20分 でも・・・この賑わいはまだ当分収まりそうもないなあ

高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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