南回帰線    22日

昨日は冬至だったんだねえ 太陽は地球の一番南側・・・南回帰線を通ったわけだ 真冬のこの時期、太陽はすごく低いけど満月が頭上すごく高いところを通る・・・って気がついてた?

つまり月は地球の軌道とほぼ水平に通るので真冬のこの時期、太陽の一番反対側では高度が高くなるんだよ・・・って僕はつい最近気がついた 真冬の冷え切った深夜、頭上のうんと上にある満月もいいもんだよ

さて、ペンギンハウスのライブも今年は今日を入れてあと8日・・・年末と言うことで企画イベントも多い 今日はそのひとつ ニューロックシンジケイトの川口雅巳が企画した『GO GO 2013』というタイトルだ 出演したのは「鳥を見た」「ブラン」「川口雅巳ニューロックシンジケイト」の3バンド いずれも爆音の大迫力な演奏者ばかりだった

最初の 鳥を見た vo/g , b , ds , baliton sax という4人編成 このバンドがまた60年代の匂いのぷんぷんするサウンドで、輪郭をあえてはっきりさせないボーカルに音階を潰しながら作られるギターサウンド・・・というよりはノイズ そして感性の一番弱いところにぐいぐい突っ込んでくるバリトンサックス・・・ベースもドラムも渾然となってかぎりなく混沌とした絵を描こうとしているようだ そのキャンバスはいつも逃げ続けている時間という化け物なのかも知れない

2番目に登場したのは vo/g , b , dsの3人ユニット ブラン だ ペンギンハウスには何度も出演しているこのユニットのサウンドはとても乾いていてハードドライビングなんだがどこか妙にさばさばしたところがあって意外とポップな感じさえする このボーカルの「ロックミュージシャン」というものに一般の人々が持ってそうなイメージをあっさりとぶち壊すようなルックスと歌詞の端はしに出てくるシニカルな表現・・・そうそう、よーく聞いてるととてつもなくしたたかで破壊的なロックをいつも彼らは用意している・・・この爆音はずうっと聴いてると・・・中毒するかな

そして最後はこのイベントの企画者 川口雅巳ニューロックシンジケイト だ 今年川口の企画はこれで2回目・・・いや3回目だったかな・・・本当に自分たちの演奏だけでなくいつも色々気を使っていいイベントを開いてくれるが、そのシメをくくるのは勿論彼らのものすごく重量感がありかつスピード感のあるロックだ

川口のどこまでもぐいーっと引っ張りながらすぱっと切り口の鮮やかなギタープレイは本当にPAマンとしても精神衛生にすごくいいサウンドを作ってくれる それに対比するようにコンプレッションがかかって湿気があるようなボーカル・・・ちょっと暗闇を覗かせながらその先の光まで引っ張ってゆくような歌

トレードマークのテレキャスを信じられないくらいよく鳴く声で鳴らしながら今日も狭いステージを目一杯動く・・・あれ、この動きどこかで・・・思い出した 今日動画サイトYOUTUBEで見ていた恐竜
「ヴェロキラプトル」みたいだ・・・ベースも跳ねる・・・ドラムも・・・古代の祭りのように 跳ねている

ライブ終了後は出演者、お客さん混じって打ち上げ・・・年末だねえ 盛り上がってるねえ

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