うん、これはヤバイ いつもの時間にペンギンに向かおうと家から出ると空模様がおかしい 北西の空に必要以上にどす黒い雲の塊が広がってきている 冷たい重たい風がさあっと吹きつけ始めた 山暮らしが長かったおかげでこういった天候に関して僕のカンはかなり鋭い これは間違いなくあと２０～３０分くらいで雨が降り出す それもかなりの大雨になりそうだ いつもはゆっくり歩く道を少し急いで歩く そのうち雷が鳴り始めた さあ、もっと急いで・・・ペンギンに到着すると５分もしないうちにすごい勢いで雨が降り出した 最近しかしこういう天候がやたら多いな・・・昔は真夏だけだったのに今ではほぼ一年中だね やっぱり地球が少しおかしくなってるのかな 夕暮れ、晴れた空に半月 金環日食から一週間が過ぎた
さて、今日のペンギンライブはもう全員ここの常連といえる出演者ばかりだ 昨日まで三日間イベント続きだったので、こういう日は気分が少し落ち着く
さて、１番手はおなじみSHOTGUN BLADE ・・・
彼はなぜか青い色が好きらしい ステージ衣装はいつもブルーのＴシャツ その上に羽織ってきたのもやはりブルーのチｴックのシャツ 「いやあ、つい青いのを選んじゃうんですよね」そういう彼は今日もブルーのセミアコを抱えてステージに立つ リハ後に彼から少し相談を受けた「前のライブのあと思ったのですが、僕って歌うとき少し大きく口を開けすぎてるんじゃないかと・・・」「そんなことないよ 大きく口を開けたほうが言葉がはっきり伝わって僕はいいことだと思うけどね」 さて、本番の彼はどうだったか・・・いつもより気持ち控えめだが今日もかっと口を開いて歌ってた そうそう、それがいいと思うよSHOTGUNのメッセージがまっすぐ伝わってくる 「俺たちは飛べないトリなのか・羽をもがれたトリなのか・・・飛べないトリなら地を駆けろ！」
２番手はFooliN 今回も相方のdsのタイラお休みでソロでの演奏 なんと前回（２２日）のライブ直後仕事の出張で関西に行って昨日帰ってきたそうで、けっこうお疲れの様子 ちょっとぼやきも混ざるMCだが独特の味がある 今回もPAをしながら彼の歌の歌詞を聞いていた 色々な言葉の断片が飛び込んでくる 「苦しいのは当たり前・すべて俺の蒔いた種」とか「「今日の俺たちは誰の目でものを見てるのだろうか」とか「ここは世界のどこら辺ですか・今日と昨日は何が違うのですか」などなど・・・いつもいいところを鋭く見てるよなあ
今日は月曜日、これからまた１週間が始まるなあ・・・仕事テンション上がらないなあ・・・上司からはお小言食らうし、今日は帰りに一杯飲まなくちゃ・・・なに？「焼酎系ジャズトリオ？」 じゃあそれいってみようか ３番手の毎月必ず一回ここでずうっと演奏しているMΛNTRΛはそんなコピーを名乗ってるが ウェス風のオクターブ奏法のギターに６弦ベースそれにパーカッションという編成で静かでクリアーなサウンドを産み出す まさに不純物のない焼酎といういうか大人の時間という感じだ この演奏ですっかり気持ちよくなれたら、さあもう一杯いこうか・・・今度はちょっと度数の高いやついこうか・・・
じゃあこれ、本日最後の一杯はcracks&rabbits 同じくギタートリオだがこちらはガンガンの（今日の中ではね）ロック 完成度がとても高いこのバンドはリハのときにまだPAを通してない音がすでにちゃんと出来上がってる感じだ シングルモルトのスコッチかな そこにkoba-yanの切れのいい滑らかなボーカルが乗っかるともう今夜はこれで決まりだね 前回はベースがお休みでDUOだったけどトリオだとkoba-yanのギターソロもたっぷり聴けるしどんどん杯いや曲が進む 雨宿りでたまたま入った店にゴキゲンなバンドが出てたら雨も悪くないなと思えるよね 明日もまた雨が降りそうだね よかったら寄ってみて下さいね ここはいつも雨上がりだから
・・・そして高円寺ライブハウスの夜は・・・
