正しいループ 27日

ネットニュースを読んでいたら「新東名不正ループ」というニュースタイトルが目に飛び込んできた 「なんのこっちゃ?」と記事を詳しく読むと、名古屋あたりから東名高速に入りそこから新東名をずっと東進、清水JCTで西向きにルートを変え戻り元のインターのすぐ手前のICで降りると長~くドライブしても高速料金は1区間分といういわば高速道路の「きせる」で今かなり流行ってるらしくて社会問題になってるらしい

さて、こちらのループはもちろん不正ではない 「高円寺無限ループ」というタイトルからうっすらとはわかっていたけど今日の出演者はほぼそういうスタイルで演奏するミュージシャンの集合となった さて、ループとは何ぞや?という一般読者の皆様に簡単に説明しよう・・・と言ってももともとアコギ弾きの僕もこういったエフェクター類の説明は苦手なのだけど、要するにある一定部分の音源をマシンに録音させてそれを延々と繰り返し再生させる機能を利用した演奏法でエフェクターとしてはROLANDのRC-2などがよく使われるみたいだね これ、実は僕も以前から使ってみたいとは思ってるんだ 最近ではペンギンに出演するブルースのユニットでも使ったりしてるね
1番目のnobu はギターとリズムマシンの音をループマシンに通しバンドサウンドを作り出しそこにリードソロを重ねてゆくというオーソドックスなスタイル 演奏の合間に実際どうやってループサウンドを作り出すのか解説をしたりしながら 聴きやすい曲調ははじめてこういった演奏を聴く人にとっては本当に入門用と言ってもいいくらいに親しみを感じるものだった このライブを企画しただけあって、より多くの人々にこういった演奏の楽しさを知ってもらいたいという気持ちを感じた
2番目はちょっとループから外れる キーボード(シンセ)を演奏する女性アーテイストピコピコ安全県 ステージに登場すると・・・うわ!派手だ レッド&ホワイトのエナメル調の衣装はまるでどこかのアニメの美少女戦士のよう!色っぽいぞ!キーボードもラメやスパンコールを一杯貼り付けてまるで携帯電話機みたい・・・高円寺が一瞬でアキバになったぞ! そして演奏する曲はあの懐かしいテクノポップスタイル まさに「ピコピコ」だ!そういえばかつて僕と飲み友達だったサカモトくんが流行らせたあのスタイルが日本中どこへ行っても音楽界を席捲してた80年代が懐かしいね・・・お!ラストは「WINK」の「さびしい熱帯魚」かあ
3番目はこのペンギンでは常連の布施和彦あらためフセカズの登場 スタイル的には最初に登場したnobuと同じような演奏スタイルを持つ彼だが今日はそれも意識したのか、いつもよりも激しくロック色の強い演奏のような気がした いつも物静かでほとんど喋らない彼だが、おっ!今日はMCまでがんばってるぞ ループもあまり多くを重ねずそのほうが生々しさが残って聴く方にはインパクトが強い気がする 激しい曲に続き穏やかな広がりのある曲が続く情感溢れる演奏だ 今日のフセカズ いつもよりさらにいい演奏だった(ピコピコの色気に刺激されたかな)
最後はnobuの親しいミュージシャンTAMAの演奏 この人はアコギを弾きちょっとJポップ調の曲を披露した なんだ「ループ」とはカンケイないのかなあと思った すると、演奏が終わってから彼がちょっと神妙な顔でこう言った「いやあ、僕高校生のときから地方にいていつかはペンギンハウスに出たいなあとそのころ思ってたんですよ。今日ようやくそれが叶ってうれしいです」 そうかあ・・・これも一種のループなのかもね
最後の写真は今日演奏したピコピコ安全県さんのゴージャスなキーボード 暗がりできらきら光ってたので撮影したら・・・こんな具合になりました  おお!ループだあ                                                      ・・・こうして高円寺ライブハウスの夜はふけていった・・・

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