おや、雨か・・・寒さは収まってちょっとほっとしたけど まあ雪よりはいいけど
今日のペンギンハウスライブは弾き語りのこの人たちから始まった
FooliN・・・最近はg/voのオザワのソロが多かったが今日は久々にドラムのタイラが登場 やはりドラムがあると・・・と言うよりユニットだと曲の説得力が増すねえ この２人の作るサウンドもじつにドライでシンプルだけど歌によく合ってる それにこのユニットのやる「インスト」もけっこういいんだよね 今日は３曲のインスト有りだった
あさのおよぐ 彼が歌う歌は「パンク」という枠でくくってしまうと勿体無いかも・・・ストーリー性のある中身のたっぷり詰まった曲があと味のいいシンプルなロックンロールにのって届く あれ？今日は新曲やってたな・・・まだ未消化っぽかったけど・・・いい曲だなあ
３番目はバンドだ g/vo , b , ds のトリオユニット BASTET 彼らの演奏は今年はじめてだ 去年もこの３人の息のあった演奏はゴキゲンだったが今年もいいねえ 特に今日思ったのはボーカルのカイラのギターソロが以前よりスケールアップしてぐーんと前に出てくる感じになったことだ
もちろん今までも良かったけどカイラの素晴らしいボーカルにさらにこのギターが加わったら・・・いやあ、今年のBASTETは楽しみだなあ
そんなバンドの演奏を客席でけっこう楽しそうに聴いていた男はステージにあがるとがらっとキャラが変わる ちょっと神経質そうにセッティングを進めるシンガー・・・まあこれはひとつの”芸風”でもあるのかも知れないけど・・・山田庵巳がマイクの前に座りギターを弾き始める・・・すぐにその場所の空気ががら～んと変わってゆく
”吟遊詩人”の彼はきっとどんな場所でどんな状況でもその世界を生み出す・・・僕もPAをやりながら気がつくと彼の作る世界にどっぷりとはまっている
ステージで庵巳がこんなことを言った 「今弾き語りの世界は”危機”を迎えている」
たぶん僕も「そうなんだろう」と思う・・・でもこのワールドが持っているパワーってまだまだすごい「資源」だと思うんだよね
そういうものを大事に・・・ペンギンハウスがそういう場所であり続ける・・・それが僕やペンギンハウスの人間の一番大事にしているものなのだよ
高円寺ライブハウス ペンギンハウス
