NIGHT LIKE THIS.vol.4  1日

2月最初の今日 ペンギンハウスは企画ライブだった タイトルは「NIGHT LIKE THIS.vol.4」 企画したのはロッカーの浅野ヒロノブ このイベントも今回で4回目、毎回彼のセレクトの素晴らしいミュージシャンが出演している

今日最初の演奏者は弾き語りの Mr.Whisper.Z! このイベントには2回目の登場だったと思うがギターとピアノを弾きながら心優しい男の歌・・・そして何度も叫ぶ「ナ~イト!ラ~イク!ジ~スッ!」 その表情を見ているだけで彼がとてつもなく心優しい人間だということが伝わってくる

なんだか昔読んだ遠藤周作の小説「おばかさん」の主人公「ガストン・ボナパルト」を思わせる・・・

2番目の演奏者はペンギンハウスは初登場 女性4人のvo , key , b ,ds のユニット Extra Virgin Soo だ 僕はまったく予備知識無しで彼女たちの演奏を担当したのだが「忍者」っぽいステージ衣装に身を包み(本人たちも「くのいち」だと言っていた)かなりポテンシャルレベルの高い演奏をしながらけっこうハードなロックサウンドを作っていた またここのボーカルがまあキャラが濃い! ものすごい「おばさんメイク」のうえにステージ時には客席のテーブルの上に仁王立ちになり烈しくパンキッシュに歌い喚く このバンドにはギターが居ないのだがキーボードがすご~く歪んだ音で「ギャ~ン」と引くとそれはまるでギターで弾いてるのと同じ音になる・・・なるほど

そしてボーカルがこの日ステージに「マイマイクです」と持ってきたのはSHUREのSM-57 あまりボーカリストは使わないのだが・・・やがてその理由がわかった 思い切りパンキッシュな曲の中、彼女はいきなりそのマイクを咥えわめく 「グ~~ワ~~~ッ!!!」 すげえ!

3番目は  青木マリtrio この青木マリというシンガーの噂は僕もだいぶ前から聞いていてそのカリスマ性のあるライブパフォーマンスには定評のある人だ でもリハに現れた彼女はすごく普通な感じで気さくで人のいいお姉さんといった感じだ それがいざ演奏に入るとガラっとスイッチが入ったみたいになる 歌う声は低めでドスが利いたカンジでなんともいえないオーラがあるその歌声は聴き手をぐ~いっと引き込む これはいいなあ やはり噂どおりすごいシンガーだ そしてトリオのメンバーは小林ヒロシ(b)のじつにツボを得たサポートに石川ヤスシ(tp)のじつにアバンギャルドでフリーなペットサウンド・・・がいい感じで空気を演出する このトリオ よかったなあ

そして最後はもちろんこのイベントの企画者浅野ヒロノブバンド だ

僕はここで彼らの演奏を何回も観ているが、ギターのミノルをはじめものすごくタイトでラフなカンジも持ちつつまとまったバンドサウンドに乗ってこの浅野というロッカーは実に「水を得た魚」のように烈しく「ロック」の水しぶきをあげる

色々あれこれ言うよりもこれだ・・・「カッコいい!」客席から何度もその言葉が飛び出る

そうなんだ ヒロノブはとにかくかっこいい! これは鉄則なんだがロックスターに一番必要な条件は「上手さ」よりも「カッコよさ」だろう もちろん「上手い」に越したことはないけど・・・

金太郎飴のように浅野ヒロノブというロッカーはどこを切ってもカッコイイ!

それは客席が証明している 2度のアンコール・・・それでも収まらないオーディエンスたち

ついに3度目のアンコールが・・・今始まった

高円寺ライブハウス ペンギンハウス

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