いやあ・・・昨日の雪はとんでもないことになったねえ 事前にそんな大雪になるような予報が出てなかったのに・・・東京でも先週以上の大雪 僕の家がある八ヶ岳では110センチ以上 今日かみさんに電話したら「あと2~3日は雪かきしなくちゃならない 家から出られない」とのこと
そして、この雪の被害は色々なところで・・・今日明日と東京でライブの予定のモンスターロシモフが大雪で東名高速に閉じ込められ大渋滞で今日の吉祥寺のライブに間に合わなかったそうだ
残念だよなあ・・・きっとすごくストレス溜まっただろうなあ・・・彼らは明日ペンギンハウスで演奏する せめてこのうっぷんを晴らしていってほしいもんだ
さて、今日は鉄道もなんとか動いたのでペンギンハウスライブは予定どおり開かれた
最初の演奏者は vo , g , b ,ds ,key の5人編成の Nolavo ボーカルのユーコユーゲを中心にペンギンハウスにも前から出演してくれている彼らの演奏はギターのマディー山崎のブルージーな音を中心にどっしりしたブラックなサウンドにユーコの独特なハスキーではじけるような歌が気持ちのいい時間を生み出す はじけるような感性を両腕に抱えてどっと前に投げ出すような彼女の歌い方・・・聴いてるとこちらも元気になってくる
2番目の演奏者はこれもペンギンハウスではおなじみになっている vo , g , g , ,b , ds , saxの6人編成の Go Go マーチャンズ だ いつもは5人編成の彼等だがきょうはギターにプランチャーチョップスティックのアサイが加わりファンクっぽいカラーを加えていた
今日のボーカルマサキチのナンバーはほとんど日本語の懐かしいポップスばかり 僕は知らない曲だったけど「スパーダース」の曲・・・よかったなあ
彼らは毎回必ずステージにちゃんとしたテーマを含ませて演奏する 今日のテーマはずばり「歌謡曲」だそうで、次回からはまた”がらっと”変わるそうだ ここらへんはリーダーのマサキチは実に貪欲なシンガーだ 今日もゴキゲンなノリノリの曲ばかりで客席を盛り上げていた
今日の出演者は全部で3組 GoGoマーチャンズが賑やかさとともにステージを去る・・・がらんとしたステージに静寂がやってくる
そこに使い古されたようなアルトサックスを抱えて登場したのはローライフサーファーのリーダーボーカリストのトモ だ
彼のサックスはなんと1941年製だそうだ それって戦前のそれもグレン・ミラーとか活躍していた頃じゃないか 彼のサックスはチャーリー・パーカーと同じモデルなんだそうだ
だからなのか・・・このサックスは本当にいい音だ そしてそのサックスでフリー演奏をするトモ・・・烈しく鋭い音なんだけど音の切っ先が丸いのだ なんか例えるとすごく切れ味のいい彫刻刀で硬い楢かなんかをすうっと削ったときの切り口みたいな・・・
最初この音にこちらで何かエフェクトをかけてやろうと思ったが・・・いい素材にはごてごてした味付けは無用だ 「塩」だけでいこう・・・うっすらとしたリバーブ・・・それだけで充分だ
高円寺ライブハウス ペンギンハウス